古いマンションが増える!?
景気悪い?
今年1月の近畿2府4県の企業倒産件数が4か月連続で200件超えとの事。
原価高や人手不足が原因とか・・。
今後も増加傾向は続くそうです。
日銀の追加利上げもあって中小企業は厳しいそう。
借り換えのコストで打撃を受けるのでは?といった意見もありますね。
景気の良さそうな不動産も会社によっていい悪いの差は激しいみたいです。
10年後に倍増
まだまだ新築マンションが建設されていますがこれから問題化しそうな老朽化マンション。
問題は建物の老朽化と住人の高齢化との事。
築40年以上の中古マンションは今後10年で倍増するそうです。
2023年に築後40年マンションは約137万戸、その10年後の2033年には約274万戸になると。
ということは昭和60年~平成7年に建築されたマンションがいかに多いかですね。
平成建築と聞くと新しいような気がしていたのも古い話ですね。
住人の高齢化もありますが管理組合の担い手不足が進んで、修繕や建替えの意思決定や財源確保が難しくなるそうです。
いろんな議論
有識者会議では色々な建て替えを促す提案が議論されているそうです。
隣接地も巻き込んで再開発し、大規模な建物を建てられるよう隣接地の住人に区分所有権を付与する内容とかも出ているみたい。
隣接地の住人の理解が得られるのか、はなはだ疑問ですが・・。
また建物の戸数を増やして販売収入を増やして建て替えに係る住民負担を減らすとかも。
これまたいろんな問題が出そうな案ですね・・。
区分所有法改正案
これまでは一括売却や一括回収、取壊しは住人全員の同意が必要でした。
これを5分の4の賛成で可能になるようになりますね。
しかし大きな影響はないような気がします。
それよりも修繕積立金の増加で滞納が増えるケースや積立金の不足から改装費用が出ず、外壁剥落などの問題が出てくるような気もします。
建替え以前の話ですね。
今でも管理費、修繕積立金諸々の合計が3万円を超えている中古マンションが多く存在します。
専有面積100㎡の部屋なら分かりますが60㎡台でこの価格ならやはり高い気がします。
当初は安く感じられた積立金などの費用も将来を考えると増えるのが確かに通常でしょうね。
ただ戸数の少ないマンションの場合は一戸当たりの負担もかなり増えるような・・。
人気の中古マンションですが・・
今はバブルの様な価格で売れている中古マンション。
おそらく中国人含む外国人も多く購入しているでしょう、特にタワーマンションなど。
長期修繕計画を詳しく確認して買う人は案外少ないのではないでしょうか?
また古い中古マンションの室内リノベーション物件を衝動買いしている人も多いはず。
不動産の価格も景気によって上がり下がりするものです。
中古マンション購入の際にはいろんな面を考慮して購入下さい。
マンション建替えの話が出てきた時に多くの住宅ローンが残っている状況は避けたいですね。