ある弊社売主物件売却のお話
昨年の11月から売りに出している弊社売主の中古一戸建の売買契約が最近終わりました。
価格は300万円台後半で売りに出していた3DKの物件で
場所は近鉄奈良線の石切駅から徒歩で15分程度のところです。
室内はキッチンや浴室なども新調しているリフォーム済物件。
駅から距離があるにせよリフォーム済の一戸建で
価格300万円後半の物件はなかなかないと思って売りに出しました。
やはりネット広告では毎日のように50組以上の閲覧があるくらい人気のある物件でした。
※人気があると言っても3か月間売れなかった家ですが・・。
この物件の場合、昨年12月に購入希望の方が来られ、今年の1月にも・・
しかしご縁がなかったのでしょうね。
最初のお客さんは住宅ローンを組みたいとの事でした。
年収も500万円以上ある方で借り入れは400万以下。普通はまず問題ありません。
しかしこの物件は原則、再建築不可なので都銀や地銀の住宅ローンは通りません、対象物件としては。
なので某信用金庫の無担保ローンを申し込みましたが何故か否決で断念されました。
そして年が明け、先月の1月にも購入希望の方が!
新婚さんみたいでしたが500万円以下の綺麗な一戸建を探していたとの事で
いつも自転車で行動される方で場所も問題ないとの事でした。
現金での購入だったので契約準備をしていたところ電話があり、奥様の親御さんが反対しているとの事。
お金を援助するので奥様の親御さんの近くで家を探すように・・と言われたそうで
急遽キャンセルになりました。
そして買い手が今回のお客さんになりました。
この買主さんも最初、お問い合わせを頂いたときにまず場所を見たいので
住所を教えてほしいというところから始まりました。
そして外観を見て少し暗い感じがするし、家にたどり着くまでの道が狭い・・
という事で内覧せずに断りでした。
そして10日後くらいにまたご自身で車で見に行かれたそうで
一度内覧したいと連絡がありました。
室内を見てすぐに気に入ったそうです。というのも色々探したそうなのですが
綺麗で安い物件が他にはないとの事で戻ってこられたそうです。
しかしすぐの購入ではなく今住んでいる家が売れたら購入したいというお話でした。
それまでに他のお客さんで売れたらすいません・・とご説明して別れました。
その1週間後、やっぱり他で売れたら困るので買いますと電話がありました。
紆余曲折がありましたが無事契約することができました。
売り出し当初は価格的に安い物件なので賃貸収益用で考える方が圧倒的に多い状況でした。
しかし利回りや立地を考えると・・とすべて断られました。
しかし居住用となるとスーパーも近くに2軒ありますので割とお買い得かなと内心思っていましたが
売れそうで中々売れず、ようやくご縁ができた物件となりました。