お隣さん
長屋を扱っていると何かとお隣さんと絡みが出てくるものですね。
もちろん壁一つで基本的に柱は共有しているのですから
隣の動向には何かと気になるのかもしれません。
以前、こんなことがありました。
ある長屋(確か1/7戸建)の真ん中を買取させて頂きました。
弊社としてはリフォームをして賃貸に出そうと考えていました。
そしてリフォーム工事が中盤に差し掛かったころ
お隣さんが・・。
『うちの家も買うてほしいわ!』
工事する前にお声を掛けてくれればリフォーム工事も考えたものの・・。
そうするとまたそのお隣さんも売りたいとの事。
長屋の一つの土地が約10坪ほどで3軒になると土地は30坪になります。
そうするとそこそこの家が建つほどの広さになります。
しかし弊社としてはリフォーム工事も入っているしと思っていましたが
その隣の2軒の方がすごい勢いで頼まれるので断り切れなくなって
近隣の切り離し承諾書が取れれば買取します・・と返事しました。
その間、リフォーム工事は止めました。
結局、無事切り離し承諾書を近隣から頂き、隣の2軒とも買取させて頂きました。
もちろん、最初に買った長屋のリフォームは中止して
古家付の土地として売却しました。
もう少し早く言ってくれればもう少し高い金額で買取りさせてもらったのですが・・。
最近のお隣さん絡みのお話です。
その物件は4軒長屋の端家です。
店舗・住居として使用されていましたが長い間、空き家にされていたので
雨漏りが全開でした。その売主さんとは相続登記が完了したら弊社が買取させて
いただく話になっていました。
ところが思う以上に相続に時間がかかっていた中、先般の台風が・・・。
奥様が気になってその物件を確認に行かれた際に
お隣さんが売るのなら私に売ってほしい・・との事。
売主様は弊社に相談され、『お隣さんのことなので無理に断れないし』という事で
弊社が仲介に入り、お隣さんに売却することにチェンジ!
結果的に売主さんもお隣の買主さんも喜んで取引できたので良かったです。
私も内心
買取してからどうしようかと思っていた長屋だったので少しホッとした
気持ちもありましたが・・・。