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スムーズ　is　ベスト

もう1年以上前のことです。

1/2戸建の家の査定がありお伺いしました。

名義人である奥様が立会いをして頂き内覧をさせてもらいました。

その物件は大阪市内で近鉄南大阪線と大阪メトロ谷町線の駅の中間で

どちらも徒歩15分くらいで特段便利なところでもありませんでした。

建てられたのが昭和43年で築後約50年。

1階は作業場と台所と1部屋、

2階は広めの和室が2間という間取りです。

長年住んでいない様子でまだ室内に家財などの荷物が残っている状態。

その奥様に事情をお伺いすると

借地の物件で月々の土地賃料(地代)が10200円。

奥様の親御さんが住んでいた家らしく

お亡くなりになってから誰も住んでおらず長年空き家になっていたそうです。

使用していない家に毎月の土地代を払うのがもったいないので

処分(売却)したいとの事でした。

売却する際には土地所有者(地主)に名義変更料もかかるとのことで

それも見越した形で査定金額をお伝えし

売却の依頼を受けました。

そしてたまたまその近辺で探していた知り合いに紹介し

購入の意思を頂いて奥様にお話しました。

当初は喜んでいただき、売買契約の日程も確定しましたが

その契約日が二転三転・・

当初の契約予定日から3週間ほど伸ばしたあげく・・

その後奥様より

『ご主人様が反対しているので売却を取り止めたい』

と連絡が入りました。

ご主人様の知り合いに売却したいとの話でした。

購入予定の人には半分以上怒っていましたが納得してもらいました。

その2週間ほどのちに

ご主人様の知り合いはアテにならないので

やっぱり売却したいとの連絡が入りました・・・が

再度以前の購入予定の人に話をしたところ

『何かケチがついたみたいだからもう結構』といわれる始末。

当然といえば当然ですが・・。

その後、売却活動をしましたが

特段、利便な立地でない事と借地の物件という事、

そして住めるようにするリフォーム費用が莫大にかかることから

買い手は見つからないまま日が過ぎました。

奥様もさすがに焦ってきたこともあり

中々ラチが明かないので弊社で買い取ることにしました。

その為、少し金額を下げてもらいました。

いろんな事情があるにせよ

そのまま契約をしていれば

スムーズな取引になったであろうというお話で

手取りも増えたはずですが・・。

不動産の取引では

結構、この手の話はありますね。

その後、リフォームしてキレイな状態で

賃貸物件として人に住んでいただいています。