不動産売却査定時のアレコレ<その③>
居住用のまま家を査定してもらうのであれば
掃除よりもすっきり感を出した方がいいでしょう。
生活したまま家を売るという作業は非常に大変です。
どうしても生活していますので生活感が出てしまいます。
居住用の物件売却の場合は今の時代、少し売りにくくなっているのかもしれません。
しかし以前にはあまりなかったリフォーム済物件でも
家具や小物を設置して販売している会社が増えていますので
生活したままでもうまく家具などを配置していれば見学に来られたお客様にも
好感が持たれるのではないでしょうか?
ここからは今までに実際あった査定時の話です。
そのお客様は一般媒介で複数の不動産会社に売却の依頼をされていました。
既に環境の問題で九州に移住が決まっていて
次のお住まい(賃貸)も確保済で1ヶ月先には引っ越しされるとの事でした。
弊社には家を売ってそのまま引っ越しできるように
直ぐの買取希望の査定でした。
しかしながら住宅ローンの残債が多く残っており
弊社の買取金額ではその住宅ローンが消せません。
現在、残っている住宅ローンは次の買主に所有権移転時には
抹消が必須です。
(たまに住宅ローンを残したまま売れませんか?
というお問い合わせもありますが・・・基本、難しいです)
その査定時に買取は金額的に難しいですが
売却をお願いできませんか・・との事だったので弊社も一般媒介に
参加しました。
その売主様は売却に際しての協力は惜しまない方で
住んだままで週末のみカギをお預かりし、オープンハウスを提案。
もう4年前ほどの話ですが当時も非常に暑い夏でしたが
毎週、オープンハウスをやりました。(ホンマに暑かった・・)
しかし引っ越しまでの期間では売れずに
今度は空家になった状態でオープンハウス開催!
最終は金額を少し下げて頂いたときに買い手が決定し
売買契約で九州までお伺いしました。
私が査定にお伺いした際には奥様は少しこわばった表情でしたが
九州にお伺いした際にはすがすがしい表情に一変していました。
売却理由としてはお子様を育てる環境を重視しての売却でしたが
奥様の表情を見て引っ越しされてよかったのではないかと本当に思いました。
ご主人様も仕事を変わってまでの移住です。
思い切った移住でしたが今でも家族仲良くお過ごしでしょうかね・・。 😉