不動産売却査定時のアレコレ<その⑥>
今回で不動産売却査定時も6回目。
本当に売却される方の理由から
売主様も色んなご要望がございます。
やはり多いのが
『時間がかかってもいいので高く売りたい』です。
しかしながら私の考えでは時間をかければ高く売れるとは考えていません。
その都度その都度売却の進捗を精査して進めていけば
時間がかからずに比較的希望金額で売却することも可能かと思います。
※もちろん相場に応じての価格設定の場合ですが・・
最近の例で見れば
大阪でも台風や大雨などの自然災害が今年は非常に多いこともあり
元々空き家になっていた物件が台風などの被害にあい
金額の問題ではなくその物件を管理できないとの理由から
手放したい(売却したい)という方も一気に増えています。
また相続をして放置してる・・
相続はしていないがもう売却したい・・
という相続絡みの不動産売却も弊社では非常に多い案件です。
その相続に関しても比較的スムーズに行くケースもありますが
やはり少し時間がかかる方も実際にいらっしゃいます。
少し前にあったケースです。
相続人である長男様からの査定依頼でした。
その物件はお亡くなりになられた父親と叔父、そして依頼者である長男様の共有名義で
父親、叔父の相続登記が必要な状況でした。
査定金額に納得されて
さあ相続登記で親族に確認している最中のことでした。
その叔父さんは奥さん子供がおらず、相続権がまず姉弟に行きます。
そこで叔父姉弟の弟が亡くなっており、その子供に相続権がいきますが
その叔父の弟の奥さんが面会拒否されたのです。
過去に何があったのかは知りませんが
叔父姉弟とは連絡を取りたくない・・・との事だったのです。
当初、その依頼者である長男様は
とにかくそのままの状態で尚且つ早く売却したいとの理由から
弊社の買取を希望されていました。
なぜなら単身赴任で九州にいらっしゃるからです。
当初は1ヶ月もあれば相続登記が完了し、速やかに取引をする予定でした。
しかしその件があり
処理でき次第、連絡しますと言われてから半年以上連絡が途絶えました。
つづく。