不動産売却査定時のアレコレ<その⑦>
前回のつづきです。
前回の売却依頼者は
相続登記が暗礁に乗り上げた為
連絡が途絶えました。
弊社では年間100件以上の不動産買取相談があります。
その中では当然、相談のみで終わるケースも多々ございます。
弊社としては査定後は
お客様の意向優先で取り組んでいますので
査定後、こちらからお電話をすることはほとんどありません。
(買取ご希望の方は検討後、連絡してこられますので・・)
売却相談者に対して査定を行い買取金額を提示したのちに
連絡が来ないケースもある為、査定後3ヶ月~5ヶ月位はその資料は
保管しておりますが半年以上経過するとその資料は処分します。
そうでないと膨大で不要な資料だらけになってしまうからです。
話は戻りますが
その連絡が途絶えた売却依頼者から約8ヶ月後に連絡がありました。
もちろん依頼された方のお名前はほとんど覚えていますので
すぐに内容も思い出しましたが
その当時の査定金額は記憶がありましたが詳しい資料は処分していました。
再度、詳しくお話をお伺いしますと
相続登記は叔父のなくなった弟さんの奥さんに
何とか了承していただきできたそうです。
※前回の<その⑥参照>
しかしながらいきなり久しぶりに会社に来られ
査定金額の根拠とした資料が手元にないまま
以前説明した内容をと再度ご説明しましたが当時の聞いた説明と
食い違う部分が出ているとのご指摘を頂いたのです。
弊社の不動産買取査定金額に関しましては
当然、月日が経過し近隣相場に変化が生じると買取金額も上下します。
又、自社の買取物件の在庫状況によっても
比較的高い金額提示ができる場合がある時期と
厳しい金額提示になる時期もございます。
そうした中、そのお客様は再度、現地確認を経て
きちっとした説明をしてほしいとの事でした。
後日、現地を再度確認して査定金額とその根拠もご説明し
最終は納得して頂き、買取契約を済ませましたが・・。
時々、同じ苗字の方で同じような内容の際に
勘違いすることもありご迷惑をお掛けしたこともあります・・。
一組一組のお客様に対して全力で取り組んでいるつもりです。
しかし数が集中しますと買取査定した時点で次に
この物件をリノベーションして売りに出そうか・・
賃貸収益用として保有しようか・・
という事すら考える余裕もなく次々と不動産を買取させていただく。
その際に後日改めて買取させて頂いた物件を確認しますと
思っていたよりも改装費用がかかったり
思ってもみない瑕疵があったりと失敗することもやはりあるのです。
不動産会社は安く買って高く売っているのだろう! 👿
と思っている方も多くいらっしゃると思いますが
弊社みたいに空き家・長屋などの老朽化物件ばかりの買取をしていますと
正直、損をすることもあるのです。 😥