中古マンションのお話
耐震診断
今年、買取してリフォームを行い売却した中古マンションがあります。
近鉄奈良線の河内小阪駅から歩いて4分ほどの場所。
マンションの築年数は昭和45年建築です。
同じ時期に弊社分含め3部屋が売りに出ていました。
弊社のお部屋がたまたま一番早く売れてその後、他の2部屋もすぐに売れました。
駅から近い割に価格1000万円以下でリフォーム済なのも要因でしょう。
その中古マンションですが耐震診断を管理組合が行っていました。
結果は否・・耐震基準を満たしていないという内容。
かなり古いマンションなので当然と言えば当然ですが・・。
買い手の方にはもちろん重要事項でその旨をご説明しています。
ただ『古いからしょうがないね・・』なんて言われておしまいです。
買われる方もその部分は価格や築年数的なものでへんに納得されています。
ご無沙汰です。
先日、以前お世話になった不動産会社の人から久しぶりに買取依頼がありました。
物件は東大阪市内の昭和49年建築の古い中古マンションです。
先ほどの話のマンションと類似する物件です。
そのマンション自体はよく知らなかったので少し調べました。
それにしてもここ10年での相場の推移が凄いです。
この物件に限った事ではないのですが・・。
相場の推移
平成25年から31年頃は非常に安い価格帯で成約しているマンションでした。
しかしここ2~3年で成約価格が約3割上がっていました。
中古マンション全体的に言える事でしょうがやはり値上がりしているという事です。
どちらの相場が正しいのか?どちらも正しいと言えそうです。
相場なので上がる時もあれば下がる時もあります。
しかし居住中で売却した物件はさほど上がっていません。
新築同様にリノベーションして空室で売った場合の価格はかなり高めです。
あまりの価格差に参考になっているのどうかも分からないほど・・。
今までの経験で価格算出する事にしました。
改正マンション法施行
先日、内覧してそのマンションの一室を買取する事が決定しました。
今年はリフォームが間に合わないので来年から販売する物件になります。
おそらくこのマンションも耐震基準は満たしていないでしょうね・・。
改正「マンション管理適正化法」が2022年4月1日から全面施行されました。
メリットとしてはマンション管理組合の状況や管理計画認定制度で長期計画が明確化されます。
また建て替え決議の改正前はマンション住民の全員賛成が必要でした。
しかし改正後は4/5以上の賛成で可決されるとハードルが下がりました。
デメリットとしては長期修繕計画から算出される修繕積立金が増える可能性があるそう。
建て替えに反対し費用負担をしない、費用を支払えない場合等は立退きになる可能性も!?