主要な長屋の売却案件<相続登記手続について>
弊社の主要である長屋の売却相談に関しましては
やはり相続案件が非常に多いです。
これはやはり親御さんがお住まいだった長屋を売却することが多いためです。
その親御さんが老人ホームなどの施設に入所することになり、不要となったため売却するケースと
お亡くなりになられたので相続をして売却するケースの2つがほとんどです。
しかしその相続登記をしてから売却相談をされる方は大体3割程度ですね。
この相続登記をどのように行うのか・・という点でも様々です。
最近増えているのが相続人ご自身で行われるケースです。
インターネットで調べて相続人のすべての協力があれば
そんなに難しいわけではありません。
(労力はかかりますが・・)
しかし戸籍収集や遺産分割協議書を作成する手間が煩わしいとのことで
ほとんどの人はやはり司法書士に依頼されることが多いと思います。
その物件の評価額にもよりますが
大体の相続登記の相場は10万円前後という認識です。
お金はかかるが戸籍収集などの手配は司法書士がしてくれますので楽は楽です。
しかしご自身でやれば実費のみ(戸籍収集などでかかる費用と登録免許税)なので
費用的にはずいぶん安くつくと思います。
弊社の場合、相続をしていない物件の売却になると
相続登記の手配と売却はセットになることが多いです。
そうなるとこちらも相続登記完了の日程を考えながら、売買の日程を調整することが
できますので比較的スムーズに事が運びます。
今まで数多くの相続登記が必要な取引を行ってきましたが
相続登記ができなければその物件の売却はできません。
しかし今まで相続ができなかったという案件はほとんどありませんが
やはり中には隠し子さんがいてその人の行方がつかめないので断念された・・というケースもありました。
やる方法はありますが(不在者財産管理人など)・・。
しかしそうなると一旦、売却は取りやめて・・となりました。
(その後、どうされたのかはわかりませんが・・)
相続に関してはできるタイミングがあればその段階でされたほうが
後々のことを考えるとやはりいいと思います。