久しぶりです。
あと3日で長いGWも終わりますね。
たっぷり休んでいる方は仕事に行くのが嫌になるのでは?
私はこのGWもおかげさまで充実した仕事をこなしていますが
最近、ちょっと珍しい物件の査定にいきました。
その物件は弊社の得意な借地物件。
土地は別の所有者で地主に毎月土地代を払って
建物を売買するという形です。
うちが査定に行く前に既に5社ほど問い合わせをされていたそうです。
査定にお伺いしたのは弊社が3社目だったそうですが
最初に査定をした某大手不動産会社は
『取扱いできません』
査定の2社目は査定後、
『なかなか連絡が来ません』
そして弊社となりました。
査定をしていない2社は電話の段階で断られたそうです。
査定に行く前にややこしい物件だということはお伺いしていましたので
楽しみに査定にお伺いしました。
結構、ややこしい物件を取り扱うのが好きなもので・・。
その物件の建物は2つあり、
一つは借地の上に建っている普通の長屋。
そしてもう一つの家は大阪市建設局が管理している
【水路敷(大昔は水路として使用していたみたい)】に
建っているという建物です。
この【水路敷】は見た目も現状もすでに道路として使用されているものですが
その建物は道路に食い込んで建っています。 😯
あまり聞かれたことがないのではないでしょうか?
私も以前の会社に勤めている時に1回だけ
そういう物件の契約をしたことがあります。
以前のケースでは【水路敷】と【里道(りどう)】を
売主さんがずいぶん昔から使用されておりその当時は境界すら全く分からないものでした。
その為、近畿管財局(その時の管理者)に
払い下げの申請をして売ってもらい取引を進めた経緯がありました。
しかし今回は建物のみの売買で
明らかに大阪市の土地の上に建っているものを売買するという事になります。
大阪市建設局に確認すると
払い下げ(大阪市などから売却してもらう)の申請をする方法含め色々あるそうです。
既に家が建っているので『それを壊して返せ!』ということには
さすがにならないみたいで再建築する際に敷地内に下がってこの【水路敷】を
使用しない事も含めケースバイケースみたいです。
さすがにこの物件を取り扱うのは新人さんでは難しいのではないでしょうか?
(いい勉強にはなりますが・・)
そしてこの物件の場合は難しい物件で尚且つ報酬が少ないことからすると
取り扱う不動産会社はより皆無なのではないでしょうか?
弊社はあまり気にしていませんので
弊社の登録顧客さんに紹介して、事情をお話してすぐに買い手が決まりました。
しかし
まだオチがあってその【水路敷】に越境している建物は
1階のみが売買対象で
2階に関してはお隣さんが所有しているみたいです。
2階に関しては建物の登記はしていないみたいですが・・
すごい物件でしょ 😉
さすがにこういった物件は久しぶりです♪