今が先か？次が先か？

最近は今まで多かった長屋単体の買取依頼だけでなく

また違った家の形態のお問い合わせが増えています。

先日、お伺いした物件などは

鉄骨造の中古テラスハウスとお聞きして査定に行きました。

しかし行ってみると

その隣接する南側に更地の土地がありその部分も査定物件の一部で

ガレージ付きの中古テラスハウスになっていました。

又そのガレージ部分は普通車が4台は停まる広さがあり、

軽自動車であれば8台ほど停まるスペースです。

もちろんこちらが考えていた買取金額からかなりベースUPしました。

また今までは空き家にしていた長屋や連棟式住宅の物件が多かったのですが

今月は居住中の物件がほとんどです。

この秋に住み替えをお考えの方が多いのか

先日も借地の物件を1軒買取が確定したのですが

その売主様も遠方にある奥様のご実家近くに引っ越すために買取をご希望された方でした。

ここからはまた別の査定に行ったお話です。

その方は堺市某所の長屋にお住まいの方からのご依頼でした。

元々奥様のご両親が長屋の真ん中にお住まいでしたが

お父様がお亡くなりになられた約1年後に

隣の端家が売りに出たので娘さんご夫婦が追加で購入されました。

現在、元々の長屋にお母様が、端家の方に今回のご依頼のご家族様がお住まいなのです。

その長屋2軒分がその査定の対象物件でした。

お伺いした時にここを売却した際に次に住む家はどうされるのかお聞きしたところ、

隣の市に目ぼしい物件を既に見つけているとの事でした。

今の家を売っての住み替えのご希望です。もちろんお母様一緒に。

次の家も現金購入を考えているので今の家がいくらで買い取ってもらえるか聞いて

資金計算をしたい旨の査定依頼でした。

奥様のご希望価格からすると弊社の買取価格は100万円程足りません。

そこで

『もし空き家にして売りに出せばその足りない100万円より

多くの手取りになる可能性がありますよ』とご説明しました。

弊社としてはその100万円を上乗せできない理由に

長屋の2軒分をお持ちですが中をくり抜いて1軒の家のようになっているのがネックだったのです。

弊社の希望とすれば別々の長屋2軒であればそのご希望金額が出せたのですが

賃貸収益用として考えると長屋2軒分の1軒では利回りが落ちるというのが理由でした。

住み替えしようと考えられたのは下の娘さんがここには住みたくない・・と

言い出したことと築年数がかなり古くなってきたので修繕がこれから必要な時期になりますが

この家には改装費を掛けたくないというのが住み替えの理由だそうです。

奥様は【先に引っ越してから売りに出す・・・か～・・】

という事で娘と相談してまた連絡を入れますとの事でした。

最後にご主人さんはどうお考えですか？とお聞きしたところ奥様は

【主人は何も知りません】

【私と娘で考えて決めます】

ちょっとご主人さんだけ知らないのは可哀そうな気がしますが・・。