告知事項の件
今回が2020年7月最後のブログとなりますが
今回は『告知事項』についてです。
この告知事項については皆さんがご存じの通リ
不動産の買主(賃借人)などの購入する際の判断に際し、
重要になる事(特に悪い事)を売主(貸主)側は告知しなくてはいけないというものです。
ある程度の件数の売買(賃貸)を行っている不動産会社であれば
少なからず事件、事故のあった物件も出てくるのではないでしょうか?
弊社で最近会った話です。
中古マンションを弊社が買い取ってリフォームを行い、最近売却しました。
その物件の買取時の売主様の告知では
①高齢のお母様の介護を自宅(マンション)で行っており、
半年前に自宅でお母様が病死し看取っている。
②隣の部屋の人が共用部分(階段)に荷物を大量において管理組合に撤去するよう指導されている。
また管理人に文句を言うことがある。この売主様も管理人をしていた時期には文句を言われていた。
こういったことを聞いていたので売却する際、気に入って頂いた方には
すべてご説明していました。
また今の管理人さんにその隣人の現状を購入希望者に伝えたほうがいいですか?と
確認したところ今はおとなしいし、特段説明は要らないのでは・・という事でしたが
重要事項説明に上記の①②を記載し、納得のうえご購入いただきました。
そして今、悩んでいるのが私が持っている貸家の隣人の件なのです。
このブログでも今までで一番の借主さんが退去したことを書きましたが
その弊社保有の貸家(長屋の端家)の隣人も持ち家ではなく借りています。
母と息子(30代半ばみたい)の二人暮らし。
息子は長い間、引きこもっているらしく少し精神的に不安定みたいです。
※あくまで退去された賃借人からきいた話です。
警察を呼ばれたこともあるらしく、近所の方も速やかな退去を期待しているそうなのです。
今は物件の室内改装に入っており近くまた募集を開始します。
もちろんこの聞いた内容を告知するのですが
すべて聞いた話で確認のしようがないのでどこまで説明すればいいものかと悩んでいます。
①連棟式住宅なので隣家の物音もかなりします。
②隣家の住人が少し変わっていて前の賃借人は色々と文句を言われていた。
また隣人の住民で精神的に不安定な人がいるとのことも付け加えて説明する必要があるでしょうね。
依然は隣の物音が結構するとは聞いていましたがそこまでの情報は知りませんでした。
当然、家賃設定にも反映するでしょう。
しかしこのケースでは中々難しい部分がありますね。
売却するケースで事件事故があればそのまま知っている内容を記載するのですが
私は住んだことがないので(貸家なので当然ですが)。
聞いたことをそのまま告知するしかないですね。