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困ったときはお隣さん

この2月も温かくなったり、寒くなったりですが

やはり今年は全般的に過ごしやすい気候で助かっています。

この2月も多くの長屋売却のお問い合わせを頂いており感謝申し上げます。

最近、たて続けに東大阪市の長屋の買取依頼を頂いたのですが

どちらも空き家になってから15年以上という物件。

前面道路に下水管は通っているものの

宅内に接続しているかの調査で難儀しました。

そのうち1件はその後、解決したのですがもう1件が最後まで苦戦しました。

もちろん水道が止まっていなければ

水道を出して桝（汚水の）から除けばある程度、排水経路はわかりますが

この物件についてはぞの汚水桝が硬くてまず空きません。

売主様に確認しても相続で取得された物件でその長屋に住んだことが

ないのでご存じでない為にわかりません。

そのお隣さんは昔から住んでいらっしゃるらしく

聞きに行くも、いつも留守。

お向かいさんに聞いても『他の人に聞いて！』と言われる始末。

買い手さんには下水が通っているとの案内時に説明していました。

そうしているうちに契約日が近づいてきました。

弊社の場合は物件の重要事項説明書と売買契約書の雛形（見本）は

売買契約前に買手さんにメールすることにしています。

大体、遅くても5日前にはお送りしますのでその期限もすぐに迫っていました。

お隣さんに行くこと5回目。

1回インターホンを押しても出てこられず。

しかしエアコンが回っていたので再度、インターホンを押したら

ようやく出てきてくれました。

そして埋設管のことを確認すると、ものすごく詳しく教えて下さりました。

また汚水桝を空けるコツまでご存じで

尚且つ流す水まで提供していただきました。

おかげで汚水は敷地を通って前面道路に、

浴室と洗面の排水は敷地裏側の私設管を経由して排出していることが確認でき、

安心して売買契約に臨むことができました。

やはり困ったときにはお隣さんですね。

大阪市内の場合は汚水が浄化槽というところはほとんどないのですが

東大阪市や寝屋川市などの場合で長期間、空き家の物件の埋設管調査は

いつも苦労しています。

下水の供用開始時期と空き家になった期間を照らし合わせてみても

微妙な物件は気を付けたほうがいいですよ。