固定資産税がわからない・・
今日で10月も終わりです。
明日から11月にありますがやはり肌寒い日が多くなりました。
日課の朝のワンちゃんの散歩もいつの間にか半袖短パンから
分厚いジャージに変わっています・・。
今回も今年印象に残った取引物件のご紹介です。
長屋にかかわらず中古物件の売買の場合は取引日に売主・買主で固定資産税の清算を行います。
関西の場合、4月1日を起算日としていますので
4月1日をスタートとし、翌年3月31日をゴールとして取引日で日割計算します。
その金額を買主さんが売主さんに渡して売主さんが当年の固定資産税を支払う・・
これが通常です。
しかし今年はこの固定資産税の清算ができない物件が2回もありました。
なぜならその固定資産税額がわからないからです!
その物件というのが売主さんが相続途中で(もしくはこれから相続登記を行う)
当然、名義人はお亡くなりになっており、
その物件は空き家状態で固定資産税納付書の送り先が役所もわからず
ここ数年送付されていない物件でした。
こちらとしてはもちろん相続人さんからの依頼なので
相続が終わっていなくても戸籍と委任状を持参して固定資産税金額のわかる書類の取得を
物件調査の一つとして行います。
しかしこの場合、市税事務所(もしくは区役所:大阪市の場合)は
固定資産税の記載がある『公課証明書』を発行しないそうなのです。
1軒は生野区役所、
もう1軒は東淀川区役所に行き、その場で市税事務所の担当者と電話で
かなり話ましたが『決まりなので・・』と評価額しか出ていない書類しかもらえませんでした。
どうしようもないので売主様に説明して清算ができない旨を了承してもらいました。
※しかし相続された方には遡って3年分くらいは固定資産税の請求が行くそうです。
相続人の証明でも駄目で
相続登記が完了(物件の所有者)でもすぐには出せない
このシステムは是正した方がいいと思いますが・・。
大阪市長に言わないと駄目らしいですね・・
他にも市税事務所の融通の利かない点は今年いくつかありましたが
これは後々まとめてこのブログでご紹介しようかなって考えています。