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売却する予定が・・

先日、私は50歳になりました。

27歳になる少し前に転職で不動産業界に入りました。現在、業歴23年。

それまでは住宅リフォームの業界にいました。

あと3年も経てば不動産業歴26年になり、人生のほぼ半分は不動産業界にいることになります。

しかしどんな仕事でもそうですが

不動産の仕事も奥が深く、まだまだ知らないことも多いですね。

また不動産に関しては宅建取引士の資格試験でもでてきますが

民法と大きくかかわりがあります。

また宅建業法改正や税制の変更などがあるとそれも理解して仕事をしなくてはなりません。

やはり日々勉強でしょうか？

それにしても私がこの不動産業に入ったときの住宅ローンの変動金利が確か2.675％でした。

当時は平成9年(1997年)で確か過去最低の金利などと言われていて

近い将来、こんな安い金利で借りれなくなる・・と言われていました。

しかし今では逆に住宅ローンの金利などは優遇を受ければ1％をはるかに切る金利で

借りれることを思えば住宅ローンを組むのは今の方がいいということになりますね。

景気もいいのか悪いのかわからないですね。

ここから話は変わり最近売りに出す予定だった物件の件です。

この物件はJR片町線沿線のある駅の近くになる借地の長屋です。

まだ居住中の物件で売出し価格も売主さんと決めてそろそろ販売する予定でした。

相続登記に目途をつけてから売りに出す方向でしたが

相場的にあまり高い金額は見込めないので相続に関しては司法書士に依頼せず

売主さんにて戸籍を集めていただいて法務局に提出する予定でした。

以前はお父様の名義でしたがお亡くなりになり

それをお母様と息子さんで1/2づつ相続をされていました。

そしてその後、お母様がお亡くなりになってからそのままになっていたので

お母様の持ち分を息子さんが相続する形でした。

そのお母さまの戸籍を取り寄せてもらい、法務局に相談に行かれた時のことです。

売主である息子さんから連絡があり、

お母様は再婚で前の結婚されていた際にお子さんが二人いるとの事。

普段は自身の親の原戸籍(昔の戸籍)などを見る機会もないので知らなかったそうです。

これで相続人は息子さんだけではなかったということが判明しました。

・・となればそのお子さんの居場所を確定して、意思確認をしなくてはなりません。

見つかればいいのですが、もちろん協力してくれなければ相続登記もできません。

すでに売却後の移転先もほぼ決まっていたようでしたが・・

ここからはやはり司法書士か弁護士などの士業の人に依頼したほうが賢明です。

相続でこういう形になったのは久しぶりです。

やはり戸籍をみないとわかりませんね。

しかし行方がわからない・・とならないことを祈るばかりです。