豪邸ですが・・
鬼は外!
今日は豆まき!節分ですね。
2月3日に決まっていると思っていましたがそうでもないみたいですね。
令和3年は2月2日が節分だったそうです。約37年ぶりに・・。
節分は季節を分けるという意味で、そのうち立春の前日だけが残ったものとされているそう。
立春が定まれば節分はその前日となるそうです。
令和3年は立春が2月3日になったため、節分がその前日の2月2日になったそうです。
「鬼は外、福は内」と豆をまいて、邪気を祓った後に年齢の数だけ豆を食べますね。
それが1年間の幸せを祈ると言われています。
私は50個以上食べないといけない・・ちょっと苦しいです。
かなりいい家です。
今回は以前、買取査定依頼のあったある家の話です。
その中古一戸建は土地が約80坪あり、最寄りの近鉄奈良線の駅から徒歩約5分。
いわゆる立地のいい豪邸でした。
もちろんガレージもついており、建物は平成8年建築です。
査定に伺いましたが室内は広い広い・・。
間取りとしては7LDKで、他にも地下室やワイドバルコニー付きです。
また眺望のいい事・・。
通常の査定ならば3000~4000万円程度はつきそうないい家です。
ただ一点、売主さんも懸念している事を除けば・・。
原因は?
査定前から聞いてはいましたが建物に顕著な傾きがあるとの事でした。
室内に入り、L廊下を通りLDKに入ると一目瞭然でした。
床が斜めになっている事にすぐに気づきました。
LDKと洗面所、浴室あたりは誰もが感じるほどの傾きです。
元々立ち会っていただいた方の祖父母が建てた家との事でした。
築後27年経過した今では空き家になっています。
お話を伺うと新築当初からLDKの傾きが出てきたそうです。
しかし建てた工務店に連絡することなく時が過ぎてしまった・・と。
当然、新築の保証は10年間。すぐに言えば何らかの処置をしてくれたでしょうね。
しかしその傾いている箇所以外は至って普通の状態です。
所謂、傾斜地に建築されている家なので問題は擁壁なのか基礎なのか・・。
宅内からは原因の特定は難しいところです。
家の買取はいかに!
弊社が査定に行くまでに5~6社に見積りを取られたそうですが価格が出たのは1社のみ。
その1社は建て替え前提の土地としての買取価格だったそうです。
再建築はもちろん可能ですが擁壁含めてかなりの費用を要する事が想像できます。
弊社の場合はリフォームを行って再販売できるかどうか・・。
判断としては買取不可。
要因としては契約不適合責任を負いかねるというのが一番です。
傾きを修理したとしても歪みが必ず出ます。
直しても傾いていることは気づく程度の修理しかできません。この傾きの場合は。
そして擁壁に支障があった時には保証しきれないくらいの費用が掛かります。
この事が買取りできない最大の要因でした。
今では最小限のリフォームをされて価格を抑えて他社にて仲介売却に出されています。
たまに電話を頂き、色々なご相談にはのっていますが非常に惜しい豪邸です。