忘れていた土地

成年後見人から相続へ

 

2022年12月の終わりに大阪市内の長屋を1軒購入しました。

 

買取させていただくお話は数か月前にまとまっていました。

それから成年後見人の審判待ちでした。

 

 

 

 

当初、聞いていた内容では親御さんの成年後見人に娘さんがなるので問題なし。

 

時間の問題でした。

 

 

しかしもうそろそろといった時期にその親御さんがお亡くなりになりました。

 

 

 

 

そうなると相続登記に切り替わります。

 

 

数か月待った際に売主さんから連絡がありました。

『これから相続登記をやりますのでもう少しお待ちください』

 

 

あれま!

 

 

そして相続登記が完了し、売買契約の日時を設定しました。

 

 

確認の為、謄本をネットでみると本体は確かに相続時が完了していました。

しかし道路持ち分の相続は為されていません!!

 

 

 

登記依頼をされたのが売主さん知り合いの司法書士の方でした。

 

 

 

 

取りあえず日時設定したので本体のみ移転登記する事にしました。

 

 

道路部分は相続登記を経て、後日弊社に移転する事に・・。

 

 

 

本来は本体も道路部分も同時にするのが通常です。

 

売主さんも道路部分のみ持っていてもメリットはないのでまず売らないとはなりません。

 

 

司法書士もうっかり?

 

 

なぜそんな事が起こったのでしょう。

 

 

まず最初に司法書士さんがうっかりしていたのが一つ。

そしてもう一つは目の前の道路部分ではなく、離れた部分の飛び地だった事があります。

 

 

 

 

専門的な話になりますが共同担保目録付きで土地の謄本を上げると分かります。

 

 

以前、担保に取った不動産が出てくるのでそこに記載があるからです。

普通の司法書士さんならまず気づく内容です。

 

 

不動産取引のイレギュラー

 

私はこのケースは3回目なので別々の取引でも特に問題ありませんでした。

 

 

また道路部分を売らないとなってもこちらも問題ないからです。

こういった大きくはありませんがイレギュラーな事は割とあります。

 

 

 

 

以前、大分県在中の売主さんの所へ行っての取引(物件は大阪)がありました。

 

 

新幹線と特急電車で現地の施設で待ち合わせて司法書士と一緒に行きました。

現金取引で権利証も事前に確認していたので問題はないはずでした。

 

 

 

 

売主さんは抵当権抹消・住所変更登記もない為、必要物は印鑑証明書と権利証、実印のみ。

 

 

司法書士が粛々と書類の確認をしていきました。

 

 

 

『あれっ?』『実印が違いますが他にも印鑑はお持ちですか?』

 

 

 

 

 

 

印鑑証明書の実印と持参の印鑑が違っていたのです。

 

 

 

売主さんを信じてお金を渡す!

 

 

最終的に他には該当しそうな印鑑がなかった為、後日印鑑登録をしてもらう事になりました。

 

 

ここからは売主さんを信用して代金の授受を行い、登記申請を後日にしました。

 

売主さんも施設に入っている年配の方で大阪にもう行くことはないとの事でした。

 

 

 

しっかりした方でしたが実印の事はうっかりされていたようです。

 

 

 

 

そして後日、問題なく移転登記を行いました。

 

 

 

再度、大分県に行くのも日程的に厳しかった事があります。

 

また売買金額がさほど大きくなかった事もその場で代金授受を行った要因です。

 

 

 

 

 

 

数千万円単位であればさすがにその場で取引はやっていなかったと思いますが・・。

 

 

 

 

 

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