東高野街道
先月の下旬に弊社が買い取った物件の建物解体工事が終わりました。
その後、近隣所有者さん及び当該市の方と境界の立ち合いも無事終わりました。
その物件の前面道路は公道なのでその境界、
そして敷地裏側は水路が通っているのでその境界を決めるためのものでした。
前面道路側は問題ありませんでしたが
裏側の水路に関しては
現在、30㎝ほどの側溝があるのですが
その水路の幅は4尺、約1.2mほどあるとのことです。
裏側敷地が約45㎝ほど後退しなくなりました。しょうがないですが・・。
その際にその地区の区長さんや水利組合の組合長さんなども立ち会ってくれました。
その立ち合いの最中に区長さんが
『この前の道路は東高野街道と言って空海さんが
この道を通って高野山まで行ってたんやで』と教えてくれました。
私は全く知りませんでしたが
この東高野街道は京都の東寺から高野山まで
平安初期の真言密教の開祖である空海さんが京都と高野山に拠点を置いて以来
多くの人が通る道になったそうですね。
京都の八幡市や枚方市、交野市などを通り、
大東市、東大阪市、八尾市などを通り、そしてこの物件がある藤井寺市も通り
高野山まで続いている道らしいです。
他にも西高野街道、中高野街道、下高野街道などもあるらしいですが
この東高野街道が一番長いですね。
普通の4m道路なのですがそんなに貴重な道路であれば
もう少し幅員を広げても良さそうだとも思えますが・・
。
だからといって不動産価値が上がるとは思いませんが
なぜかうれしい気分になりました。
この物件の土地に関しては今月、再度近隣所有者さんから境界確定図に
印鑑をもらって土地面積の更正を行いその後、売却に出す予定になっています。
間口約10mでおそらく土地面積としては約45坪ほどになると思います。
昨年暮れにある銀行さんがカレンダーを持ってきた際に言っていましたが
例年になく昨年12月の終わりが忙しかったそうです。
不動産会社の案件(買取や販売)が多いそうで忙しいとの事。
先月に違う不動産会社に聞いた話によれば
今は全然問い合わせがなくかなり暇との事でした・・。
やはりどの会社とも・・という事はなく
忙しい会社もあれば暇な会社もあるという事でしょうね。
弊社は今年もマイペースで取り組んでいこうと思っています。