特例はありますが・・
今年も約5ヶ月経過しましたが
家を売る人はそんなに増えたという印象はありませんが
購入を希望される方はかなり多い状況だと非常に感じます。
住宅ローン控除期間の延長や住まい給付金など
一定期間内に購入すると随分な費用が返ってきます。
最近、売却のご相談があった物件は平成11年建築の中古一戸建がありますが
住宅ローン控除の対象は鉄骨などの耐火建築物は築25年以内、木造などは築後20年以内となっています。
平成11年建築の場合、鉄骨造ならば範囲内となっていましたが
今回査定した物件は木造一部鉄筋コンクリートという構造なので
この家を購入される方は住宅ローン控除は使えないという事になります。
4月に売却した天王寺区の一戸建は平成9年12月建築の家(築後23年5ヶ月)でしたが
鉄骨造だったので購入された方は住宅ローン控除を使用できます。
しかし住宅ローンの融資額が3000万円以上になるとこの控除は大きいですね。
年末のローン残高の1%の金額が所得税から戻ってくるので
3000万円年末に残っていれば1年で約30万円還ってくるわけです。
また今は期間が10年から13年に伸びているので単純計算300万円以上は得するわけですね。
また住まい給付金でも数十万円出るはずなのでかなりお得です。
3000万円で購入しても2700万円弱で購入した感じでしょうか?
そう思うと中古物件の場合は築年数が大きいですね。
中古マンションは基本的に耐火建築物なので今の制度では築後25年以内で
40㎡以上あれば対象になります。
ただ中古戸建で木造の場合は平成13年5月(今なら)より新しい家でないと
住宅ローン控除が使えないので築年数が1~2年変わるだけで大きな違いが出ますね。
またその築年数が越えていても別の方法もあるのですが
これに関しては私も色々調べましたがどうなのでしょう?という感じですね。
1.住宅性能評価書(耐震等級1級以上)を取得していること
2.耐震基準適合証明書を取得されていること
この1と2に関して言えば普通の建売住宅で築後20年以上経過している物件で
まずそんな家はありません。また耐震工事をして概要を満たす・・というやり方もありますが
何百万円もかけて取得したところでヤブヘビですね。
また既存住宅売買瑕疵保険に加入していること
という条件もあるのですが簡単に言うと検査機関などの一級建築士に建物の検査をしてもらって
一定基準を満たせば保険に入れるというものらしいです。
私もホームインスペクションをお願いしている一級建築士事務所に聞きましたが
住宅ローン控除対象外の築年数の建物ならば
検査する費用がもったいないほど、まず通らないみたいです。
・・ということはこういう特例もありますが
よほどハウスメーカーで建てた特別な家ならば別ですが
築20年以上経過している昔の木造の建売などはこういう特例は考えない方がいいみたいです。