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登記識別情報のシール

先月、近鉄奈良線　若江岩田駅徒歩3分くらいのところにある

東大阪市の中古一戸建てを買取しました。

昭和47年建築のなのですが

屋根裏部屋もあって面白い家です。

来月に新しいテレビコマーシャルを撮影する予定で

その現場に・・と思って購入しました。

この物件は愛知県豊田市にある不動産会社さんからのご紹介で購入させていただきました。

売主様は相続でこの中古住宅を取得されて

愛知県に在中している方でした。

このご紹介いただいた不動産会社も大阪の不動産会社を色々と探されて

最終、弊社が買取させていただいたわけですが

色々と打ち合わせを重ね、取引の際に大阪までお越しいただきました。

事前に本人確認や権利証の確認を行って取引日を迎えましたが

最近ご自身で相続され、登記識別情報の確認で事前にコピーを送ってもらっていました。

今の登記識別情報(昔の権利証)は大事な暗号（パスワードみたいなもの）のところに

シールを貼っています。

このシールを剥がし、このパスワードが第三者にわかると悪用されることがあるので

売却などをされるその時などに基本剥がすものです。

この売主様の場合、わざわざ事前にこのシールを剥がしてコピーされ

弊社に送付頂いたのでした。

しかしその後、この剥がしてご送付いただいたことが

取引時に非常に役に立ったのです。

その最終の取引は契約と決済が同時で

売買契約をすると同時に名義移転も行う形で司法書士も同席していました。

売主様の必要書類の確認をしているときです。

『あっ！登記識別情報を忘れてしまいました！』

本来であれば取引自体ができません。

しかし、この方の場合登記識別情報のシールを剥がしてコピーを送って

いただいていた事によってこのパスワードがわかっていたので取引は無事終了しました。

極めて珍しいケースとなりましたが

長くこの仕事をやっているとイレギュラーなことがたまに起こりますね・・。