相続物件を売る<その④ 物件は選べないⅠ>
それにしても
今年は早い梅雨明けで
また明けたら明けたで暑い事・・暑い事・・
相続物件を売るも第4回目
今回は『相続した物件は選べない』です。
弊社でも非常に多くの相続物件の売却や買取を行っています。
当然、大阪市内の会社なので
大阪市内を中心とした関西圏の物件の取り扱いが多いです。
しかし遠方(関西以外のエリア)にお住まいで
関西の物件を相続されている方が
物件の売却を行うケースは大変です。
もちろん
土地が広く、前道が広ければ不動産価値も高く
いい資産を残してくれた・・と感謝されるでしょう。
しかし
今からご紹介するケースの物件を
相続した際にはゾッとするかもしれません。
●再建築不可(建て替えできない)&崩壊寸前
再建築できないという事は『建築基準法上の道路』に
面していないという事がほとんどです。
そうなればほとんどの道がまず狭い。
(50㎝~2mくらいが多い)
もちろん車の通行は到底できません。
そして建て替えができないという事は
その建物をリフォームして使用して
存続させるという事になります。
しかしその建物が崩壊寸前だった場合はどうでしょう?
リフォームする場合も車の通行ができない為、
割高になることが予想されます。
そして崩壊寸前な為、高額な費用がかかると思われます。
その物件を現状のまま売るという事は
買った方が高額な費用をかけて
住む価値があるかどうか・・・の判断?
そして非常に不便な場所にあれば・・
売る前に売却を行ってくれる不動産会社選びから
困難極めるのでは・・ 🙁
もしあなたがそういう物件を相続し、
売却するときのポイントです。
1、ネットでまずは不動産会社を検索
もしくは物件近くに知り合いがいれば聞いてみる。
2、そして査定前に物件を外観から確認して
買取や売却が可能な状態かどうか
不動産会社数社に確認してもらう。
3、その中から親身になってもらえる会社をピックアップ
立地を見ただけで引く会社もあるかもしれません。
4、そのピックアップした会社にアポを取って内覧査定。
この際に物件場所に行く。
5、査定を受けた際に売却金額だけでなく
売却のリスク回避(瑕疵担保責任、境界の指示など)の
部分も聞いておく。
6、総合的に判断して不動産会社を選別して依頼
こういった流れになろうかと思います。
やはり売りにくいと思う物件に気づけば
生前の際に売っておいた方が無難かと存じます。
そして次の代に引き継がないような形が望ましいと考えます。
次回は『物件は選べないⅡ』です。