相続登記のアレコレ・・その4<欲が絡むと>
相続登記といえば
私も父親が亡くなった時には自身でやりました。
私の場合は母親と私含め姉妹の5人が相続人でした。
私も不動産会社に勤めていた(約10年前)とはいえ、
そういった登記関係はすべて司法書士に任せていましたので詳しくはありませんでした。
しかし一回やってみるとそんなに難しくはありませんでした。
手続きのながれはネットにも出ていますし、
法務局に相談すれば非常に丁寧に教えてくれます。
もちろん遺産分割協議書も自分で作成して、身内すべてに戸籍や印鑑証明書の手配を取りました。
しかしこれが仲の悪い親子や兄弟姉妹ならどうなのでしょう?
コミュニケーションが取れないケースは第三者を入れないと厳しいかもしれません。
そしてそこに家の売却が絡んでくると益々ややこしい話になるかもしれません。
相続の取り分も当然ですが
依頼する不動産会社も少しでも高く売れる会社に頼みたい・・
といった具合になるのではないかと想像します。
以前、弊社に依頼のあった案件でもお姉さんから相続予定物件の買取査定依頼があり、
買取金額と仲介での売却の際の金額提示を行いました。
しかし妹さんのご主人さんがまた違う不動産会社に査定していました。
その際には査定金額が高かった別の不動産会社を通じて売却に出されたのですが
結局は売れなくて最終弊社に買取の再オファーがきました。
しかし、一旦売却に出していた経緯もあり、その際は買い取りはお断りしました。
結局、その後はどうなったかは知りませんが
欲が出れば出るほど相続が絡む案件はうまくいかないのではないでしょうか?
私個人の意見ですが・・。
そして話は戻り
私の場合は相続登記だけに終わらず
成年後見人の申請も(家族の事情でありました)自身で家庭裁判所にて行いました。
やってみればそんなに難しくないというのが率直な印象です。