移り変わり
大阪市内ではすっかり外壁がモルタル壁の新築一戸建を見なくなりました。
昭和60年くらいまでに建築された建売などはほとんどモルタル壁でしたが・・
モルタル壁とは通常、バラ板を張って断熱材、ルーフィングがあって
水とセメントと砂を混ぜたものを左官で仕上げる方法です。
今では外壁と言えば窯業系のサイディングがほとんどではないでしょうか?
一時期にはALC壁(軽量で気泡が入ったコンクリート)も流行ったような気が
しましたが最近はあまり見ませんね。
モルタル壁もALC壁もやはりメンテナンス(外壁塗装)が必要なところが
減少していく原因なのでしょうか?
確かにお風呂も昔は内壁の下部はタイル張りで上面は塗装が必要なモルタル壁が主流でしたが
今では新築でもリフォームする場合でもユニットバスがほとんどです。
(もちろんサイズが合えばの話ですが・・)
家の内外自体が今ではメンテナンスフリーになる素材が多く使われているのでしょうね?
しかし浴室ユニットバスにしてもシステムキッチンにしても
大体15年~20年経過すればそれなりに傷んできます。
もちろんお掃除好きな方がいつもキレイにしていれば長持ちするのでしょうが
私の自宅でも(築13年の家)システムキッチンは結構傷んでいます・・。
またガレージ付きの戸建なども年々変化していますね。
昭和50年代のガレージ付きの家などはガレージスペースの高さが150㎝~170㎝の
ものが多く建てられていましたが今では2mくらい高さがあります。
これはもちろん背の高い車が増えて人気なのが要因なのでしょうね?
弊社の場合は中古物件(戸建、マンション、長屋など)の買取をメインの業態なのですが
一戸建でも昭和建築で背の低いガレージ付きの物件も多く買い取りました。
リフォームして販売する際には
『今の車がこの車庫では入らないので・・それ以外は気に入っているのですが・・』
なんてよく断られました。
大昔は銭湯が近くにあるのでお風呂がない家や
洗面所がない家やお風呂があっても脱衣場はないところなど今では考えにくい
間取りや形状がありましたがこれも時代と共に変化していくところなのでしょうね?
私の自宅も昔は借地で土地代を毎月地主さんに払って住んでいました。
元々は祖父母が住んでいた家でしたがやはりお風呂はありませんでした。
昔は銭湯も130円くらいだったので問題はありませんでしたが夏場がつらかった覚えがあります。
すぐに汗をかくから・・
そしてユニットバスを設置し、その後土地を譲ってもらい建て替えて今に至ります。
やはり指定したわけではありませんが
室内外はメンテナンスがあまり要らない仕様になっていますね。