どこでもありそうな話
あのマルビルが・・
大阪北区の『大阪マルビル』が建て替えるそう。
あの電光掲示板は小さな頃から馴染みがあります。
昭和51年に建築されたようですが築後約50年程です。
しかし以前から興味のある高層ビルの解体。
今後のタワーマンションの解体にも参考に?
建物寿命は日本で約25~30年、イギリスでは75~100年と言われているそうです。
法令耐久年数は鉄筋コンクリート(RC)で47年、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)で60年。
木造の寿命は30年ほどになるのでしょうね?
日本のお寺などでは何百年と維持されている建物もありますが一般の木造住宅では訳が違いますね。
しかし大阪市内の戦争で焼けていない地域(阿倍野区や住吉区、住之江区など)にある長屋なども100年近く経過しているものもあります。
最近聞かない『特定空き家』
長屋なのでなんやかんやで耐えているのでしょうか?
街を歩いていると外壁のモルタルが剥がれ落ちてバラ板が見えている家を見付ける事があります。
おそらく管理する人がなく放置されているみたい。
一時、『特定空き家』という言葉がよく聞かれました。
『特定空き家』とは・・
① そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
② そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態
③ 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
④ その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
おかげさまで
2019年には空き家の率が全体の13.6%。
2033年には約30%が空き家率になるという話も・・。
ただ空き家でも長屋と一戸建では変わると思います。
長屋の場合は一軒が空き家でもその他の方が住んでいれば比較的、劣化は遅れるように感じます。
しかし一戸建の場合は空き家のまま放置していれば加速的に廃墟へと向かうでしょう。
長屋の他の居住者は大変でしょうが・・。
以前に関東在中の方から長屋の買取相談がありました。
大阪府堺市の物件でしたが長屋の真ん中でカギを送ってもらい内覧しました。
その際に隣家の方が出てきて迷惑が掛かっているからどうにかしてほしいと言われたことがあります。
4軒長屋で端から2軒は居住中。逆端の2軒は空き家。
査定物件は逆端から2軒目でしたがそこまでひどい状態ではありませんでした。
買取価格を十分算出できる範囲でしたが逆端の家は外壁のバラ板が見えている状態でかなり危険な状態。
居住中の方は棟続きなので自身の家をメンテナンスしていても空き家側から雨漏りすれば被害を被ります。
たまったものではありませんね。
不平等なような気がしますが空き家側は住んでいる人がいるおかげで耐久年数が伸びているようなものでしょう。
しかしこの手の話は各地区あちこちでありそうですね。