自然災害と雨漏り
最近は大阪市内でもよく大雨警報が出ますね。
雨の降り方も本当に激しい時が増えました。
先週、長屋の査定がありましたがその時もすごい雨が降っている最中でした。
2階の和室の天井にはシートが張ってありましたが
雨漏りが3年前の台風時からしているそうですがそのままにしているとの事。
お問合せの際に駅は近いですが
雨漏りしている長屋です・・とありましたが
居住中物件ですが結構、激しい状態でした。
引っ越しされるのでそのタイミングで売却したいという事での査定でしたが
屋根だけでなく家に水が廻っているので家自体の損傷が心配な程でした。
最近の雨続きのせいもあるのでしょうが
最近の査定に伺う物件のほとんどが雨漏りしています。
もちろんほとんどが空き家ですが居住中の物件は久しぶりでした。
屋根屋さんも一時期と比べると比較的仕事も落ち着いたかと思っていましたが
またこれから忙しくなるのではないでしょうか?
雨漏りのほとんどは屋根からのものとベランダの防水が切れて
ベランダ下の部屋の天井が濡れているといった内容です。
外壁から雨が侵入するというのはよっぽどの事でしょうね。
数年前には外壁のモルタルが剥がれ落ちて
屋根からか外壁からかベランダからか漏れている箇所が特定できない物件もありましたが
稀なケースです。
しかし3年前の台風と地震から雨漏りしていて
尚且つ火災保険に加入している方でも保険を使って修理をしていない方も
割といらっしゃいますね。
手続きが面倒かといえば特にそうではありません。
現状の写真と修理の見積もりを保険会社に提出すれば
保険会社がその見積額が妥当かを判断して保険金が下りるようになっています。
弊社が管理している中古戸建の賃借人が先月、退去されました。
もう4年ほど住んでいただいていたので確認にも行っていませんでしたが
2階ベランダの波板がいかにも台風で破壊されたように損傷していました。
退去時に聞くと生活するのに不便はなかったのでそのままにしていたとの事です。
その大家さんは現在、火災保険会社に請求をかけていますが
おそらく工事費用は出ると思います。
これだけ自然災害が増えるようであれば
火災保険の加入金額も年々上がることが予想されます。
近隣からのもらい火を防ぐだけでなく、自然災害から自らの不動産を守るためにも
火災保険の加入は必須ですね。
私個人の自宅も隣家の台風被害の影響を受けて保険請求をしました。
ただ大雨が降って雨漏りしただけでは保険はききませんのでご注意ください。