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訳あり物件買取について

今日から12月が始まりました。

毎年12月前半はなぜか物件の売買が盛んになる印象があります。

後半になるとお正月を控えて落ち着きますが・・。

今年もそうなれば幸いです。

11月後半も多くの家の買取査定にお伺いさせていただきました。

12月前半も査定予定が立て込んでいますが

今回は心理的瑕疵の物件の問い合わせについて書きたいと思います。

弊社にいただく依頼でまず多いのが孤独死された物件の買取相談です。

親御さんがお一人でお住まいでそうなったケースや

親戚の方がお亡くなりになり、お子さんがいない為に

その方に相続権があり家の処分をされるという内容です。

基本的に弊社は孤独死の場合はあまり気にしません。

逆にお気の毒だと思ってなるべく意向に沿うように対応しています。

不動産会社の中には訳あり物件の買い取り専門店というフレーズで

やっている会社もあるようですが弊社の場合はケースバイケースでやっています。

最近もお身内の方が自ら命を絶ってしまい、その娘さんからの売却相談がありました。

自殺された物件の場合はそう至った内容によりけりです。

5年ほど前でしょうか・・大阪府以外で自殺物件を買い取った事があります。

その物件の売主様は地元の業者さん複数に相談されたそうですが

どこも買取に積極的ではなく、最後はネットで弊社を見つけて相談がありました。

お話を聞くとこれもお気の毒な内容だったため、即決で買取させていただきました。

ただご近所の方もみなさんご存じでした。

そのお宅は敷地が50坪あるハウスメーカーで20年ほど前に建てられた立派なお宅でした。

庭スペースも結構広くあり、非常に家らしい家でした。

売却もなかなか進まず1年半ほど定期的に草刈りに行った覚えがあります。

また殺傷事件があったような内容の家は弊社の場合、買取は行っていません。

他の不動産会社からもこういう内容なのですが買取は可能ですか？と相談がたまにありますが

こちらはいつも丁重にお断りしております。

これからも孤独死されるようなケースは増えるでしょうし

少子高齢化の時代であるがために致し方ないと思います。

今年は相続でも通常の奥さんやお子さんが相続される物件売却だけでなく

親戚の方が相続されて売却されるケースも割と多かったと思います。

親戚のおばさんが亡くなって身寄りがないために甥っ子さんに当たる方が

家の処分に動かれるようなケースです。

その甥っ子さんなどは売却する家自体あまり知らない事が多く

心理的瑕疵があったかどうかも分からないので買取した後にご近所から聞かされることも

出てくるかもしれません。

告知義務に関しては把握して知っている事実は告知してもらわなければいけませんが

本当に知らないものはしょうがありませんものね。