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謄本と実物のギャップ

さすがに4月は暖かい日が続いていますね。

あまりにも気持ちよくて会社近くの河川敷に時間があれば

散歩に出かけています。

今年の2月初旬に査定に行ったお話です。

懇意にしている不動産会社さんのご紹介で

大阪府羽曳野市というところに一戸建ての査定に行きました。

その物件は築50年以上経過している建物で

土地は約30坪ですが専用通路を通って奥まったところに建物があるような地型です。

事前に謄本などを頂いていましたので

古くて変形地で尚且つその専用通路は一部2mを切っていますので

再建築不可の物件です。

かなり安い価格になるだろうと考えながら伺いました。

到着すると建物外観がやけに綺麗ではありませんか。

そして室内に入るとビックリ。

ほぼ新築同様にフルリフォームされています。

話を伺うと住むつもりで大幅にリフォームをされたそうですが

リフォーム後、経営されていた会社の事情で大阪市内に住むことになり

別の家を（豪邸みたいです）購入されたそうです。

そしてさらに聞くとこの査定の物件のリフォーム費用は約2500万円

掛かったそうです。

そんな話を伺うとなかなか査定金額を出しづらくなりました。

専用通路の部分に軽自動車であれば縦に2台は駐車可能です。

またLDKは20帖以上はあるでしょう。

広めの3LDKで軽自動車2台駐車可で室内外はほぼ新築。

リフォーム時期は約10年前だということでしたが

見るからに10年も経っているとは思えないほど程度は良好。

そして床暖房や浴室乾燥含め設備もかなり高グレード仕様。

しかし再建築不可で住宅ローンが購入者としては組みづらい物件です。

査定価格を出す前にお住まいにならないのであれば

別の方にお貸しされてはいかがですか？と聞きました。

奥様はやはり自身の希望をふんだんに入れられたリフォームなので

勿体ないし、人に貸してボロボロにされるのも嫌だと・・・。

ただ『私の査定は1500万円前後です』とご説明しましたが愕然とされていました。

それもそのはずですよね。

ただ建物の増築分などは未登記で更正登記が必要になるうえ

専用通路の部分をすべて2m以上にできれば話は変わってきますとご説明し

その日は別れました。

あとの判断は持ち主様にお任せしていますが未だご連絡はありません。

奥様の感じであればそのまま人にも貸さず、売りにも出さず

別宅と化しそうな雰囲気でしたね。