長屋売却査定の話・・その4『まだまだ残る』
翌月7月に買取予定になっている大阪府内某所の一戸建て。
この物件は数年前に売りに出していて買い手が見つかったものの
その名義人の方の判断能力がなくなり、一旦売却を見合わせざるを得なくなったというお気の毒なお話でした。
その後、お身内の方が成年後見になられて再度、売却をしようとした段階では
昨年の台風の影響からかシャッターガレージが崩壊して
外観上の印象も悪くなり、売りづらくなっている物件でした。
その成年後見人の方も被成年後見人(判断能力の亡くなった方)さんと一緒に大阪を離れて暮らしているため
中々大阪に来ることもなく他社でも聞かれましたが
買取に応じる会社がなく弊社に相談されたということでした。
今は家庭裁判所に売却許可を申請している最中ですが
許可が下りれば弊社で買取をさせていただく流れです。
昨年の地震や台風から1年近く経過した今でも
まだまだその被害の大きさから
不動産が売りづらくなっている方が多いようです。
当時も台風がなければそこそこの金額で売れていたはずだが
今では雨漏りがひどく、すぐに気づかなかったせいで二束三文になった・・という方もいました。
弊社としても査定時その場の状況で金額提示をしていますのでどうしようもありません。
うちの買取や売却査定の金額で問題がなければもちろんご協力しますが・・。
最近も長い間、空き家になっていた長屋の査定依頼に行きました。
長屋の場合は自身の家が大丈夫でも、隣の家が崩壊寸前であれば隣から雨漏りが来るかもしれません・・。
その査定物件ももちろん手直しが必要な物件ですが
そのお隣さんの状態が極めて悪く
(瓦がずれているのが外観からもわかり、瓦は落ちそう。庇『ひさし』も落ちそうな状況で危険です。)
今は危険な家に関しては役所から電話がかかってきます。
もちろん是正措置を講じるように言われるわけですがこれはご近所からの苦情によるものがほとんどです。
もちろんご近所の方も心配でしょうからしょうがありません。
最近のその査定させていただいた方も遠方にお住まいで
役所から連絡があり、
久し振りに来てみたら酷い状態になっている・・ということで弊社に相談があった案件でした。
とにかくお気の毒なのでいつもの大工に相談してうちの改装現場の工期を遅らせても
優先してくれるように言いましたが何もないうちに工事ができればと願っています。
まだまだ残る昨年の地震と台風被害です・・・。
うちの自宅の穴の開いた外壁も
ようやく今週から工事が始まります。
9か月待ちました・・・・ 😥