難しい家の査定?
早くも2021年1月も半分が過ぎましたね。
まだ今年も仕事が始まってはすぐに3連休、そして今日も日曜日。
まだ調子が出ない人も多いのではないでしょうか?
今回は家を売却する前のいくらで売るのか?
また弊社がいくらで買い取るのか・・を決める物件査定のお話です。
昨年11月から売りに出している中古テラスハウスがあります。
この物件はJR片町線の徳庵という駅から歩いて6分の場所です。
土地が34.2㎡ 建物の延面積は38.54㎡の小振りな木造2階建。
築年数は昭和50年建築なので築後45年です。
リフォームなどをしていなければ200~300万円ほどの売却査定額に
なりそうな物件でしたが査定時に悩みました。
室内に入ってみるとシステムキッチンや浴室ユニットバスは新品。
床フローリングや洗面化粧台、室内建具まで新調されている室内でした。
思わず『お金掛けすぎではないでしょうか?』と言ってしまったくらいです。
費用として600万円以上かけてのリフォームだという事です。
しかし相場として築45年経過したガレージなしの中古テラスハウス(長屋)なので
いくらピカピカだとしてもそんなに金額が伸びないのでは?と思いました。
もちろん売主様の希望は700万円です。
もったいないので誰かお住まいになられてはいかがですか・・ともお話しましたが
中途半端に汚くなっても・・また売りづらいし・・。
・・という事で価格680万円で売却中となっております。
今年に入っても天王寺区の中古一戸建の査定に行った時のことです。
ガレージ付きの4LDKの一戸建です。
JR大阪環状線の天王寺駅も8分ほどで行けるかなりいい場所。
室内程度も悪くないので仲介での売却をお勧めしましたが
売主様のご希望は不動産会社の買取です。
もちろん弊社の買取金額もご提示しましたが売主様のご希望とは僅かに差があります。
仲介での売却で時間がかかることを非常に毛嫌いされている印象でした。
さすがに一旦持ち帰り、再度調査をして売主様のご希望価格に近付ける金額を現在、検討中です。
しかし天王寺区や中央区などでは中古一戸建がそう多くは出ないので
希少価値もあります。
しかしこの物件の土地が有効で40㎡を下回ることが
買取金額算出を悩ませる形となりました。
建物も場所もいい・・しかし少し敷地が狭い・・あと・・大きな車は入らない・・
悩ましいところです。
売却される方はもちろん高額の査定がでれば喜ばれますし、
想像以下の査定額を出そうものなら怒り顔に変身する方もいます。
双方の思っていた価格に相違がない時は買取もしくは売却のご依頼を頂けるのですが
この物件査定も難しいところです。