物件状況報告書・・って何?
2018年もこの12月で終了。
平成の12月は最後です。
今年も色んなお客様にご愛顧頂き感謝申し上げます。
そして色んな形の売却や買取のご相談がありました。
今回もその実際に合ったケースをご紹介します。
その物件(老朽化している長屋)は以前離婚されたご両親のうち
お父さんのみが生活されていた家だったそうです。
そのお父さんが亡くなられ、
そのお子さんである姉妹が相続していました。
その家は今まで他社に売却を任せていましたが
中々買い手が見つからなかったようです。
そこで弊社に買取の依頼がきました。
確か非常に暑い日だったので8月位だと思いますが
汗だくで査定した記憶があります。
最初に査定をした際は弊社が買取をするのは難しいので
広告活動は行わずに弊社に登録されている方で買い手を探します・・と
ご説明しました。
そして登録顧客の方に紹介をしていましたが
予想以上に反応が悪く、売主様にお伝えしていた金額に届かず・・。 😥
しかし・・・売主様も弊社に非常に期待されているのが分かったので
どうお返事しようかと悩んでいました。
もう一度、弊社で買取ができるか改装見積りを取ってみました・・が
これもまた予想以上の見積もりが・・。
しかし基本的に依頼を受けた物件を短期間で売りきる、もしくは
弊社で買取を行うスタンスが弊社の売りなので
弊社が直接買取することに決めました。
しかしそのままの状態では厳しい部分もありましたので
少しの改装をして頂き買い取る形でお願いしました。
そして買取契約に・・。
いつもは査定時に『物件状況報告書』というものを聞き取りさせていただきます。
この『物件状況報告書』とは
今まで雨漏りがあったとかシロアリの有無や給排水管の故障などについての
聞き取りや宅内で自殺や事故などがなかったかという事を確認する書類です。
この物件の査定時には暑かったせい 😳 か
その書類の聞き取りをしていなかったのです。
そして買取契約時に聞き取りさせてもらった時に
そのお住まいだったお父さんが宅内で亡くなられて
発見されるまで3週間ほど経過していた・・・との事でした。
通常はそういう事由は把握した上で買取契約を締結するのですが
この時は確認したのが契約時だったので
金額を訂正するのもどうかと考え、そのまま進めました。
なぜなら売却される方は一般の方で細かい不動産の売却の進め方などご存知なわけがありません。
その方に契約時に当方の落ち度で金額を変更するのも申し訳がないと考えたのです。
そして私としてはあまり深く考えない方なのと
今年はこういう孤独死されていたという物件の買取は3軒目なので
最後は納得して購入しました。
しかしこういう孤独死された後の物件売却も
これからますます増えていくのではないかと考えてしまいます。
何とか亡くなった方が喜ばれるような使い方にしたいものです。