当初の希望ではありませんが

『家を探す』

『家を購入する』

その多くの方が

★駅が近い

★買物施設が近く便利な場所

★前の道が広い

★南向き

★閑静なところ

お子さんがいる世帯の場合などは

★学校区の評判がいい

大体こんな立地の物件を求められる事だと思います。

しかし実際に

購入した家がそうであったかというと

そうでないケースも多いような気がします。

私は以前、不動産売買の会社に勤めていました。

お客様のご案内は週に4組はしていたと思います。

(もう15年以上前のお話です)

まずはお客様のご希望条件をお聞きして

それに当てはまる物件を主に内覧に出かけます。

そして見て頂いた印象をお聞きして購入に至らなければ

違う物件をまたご紹介するという流れが基本でした。

家の購入に関しては

一生に一度あるかないかくらいの判断になるので

大変だと思います。

全ての希望条件に当てはまる

物件を購入している方はそんなにいないのではないでしょうか・・・ね？

私の経験からすると

南向きが最低条件だという方も

北向きや西向きの家を購入したり

前道が広い物件を求めていたお客様も

結構道の狭い物件を購入していたりすることが多かった

ように思います。

私が営業していたのは

大阪市内がほとんどだったので

一戸建をお探しに来られても選んでもらえるほどの

売物件がない状態がほとんどでした。

もちろん郊外に行けば

選べるほどの売物件もあるかもしれません。

しかし大阪市内の中でもエリア限定・予算限定になりますと

辛抱しなくてはならないポイントに妥協したくない事があったりします。

その方も『北向きの家』は絶対に嫌だ！

ここから始まりました。

しかしながら校区や予算限定で探されていたので

紹介する物件は中古物件に限られます。

1日で校区内の物件は全てご案内は完了！

ここからは新規物件が出るのを待っていただき

出次第、ご案内するという形になりました。

こうなればいつ出るかもわかりません。

しかも出た物件が条件に当てはまるかもわかりません。

またその新規物件が条件に当たっていたとしても

その方の前に他の方が見て購入を先に決めるかもしれません。

そんな中、その新規物件が出ました！

が・・・その物件は北向きです。

以外の条件はほぼ満たしています。

間取りも駅の近さも。

(前道は少し狭い目でしたが)

『こんな物件が出ましたが見学されますか？』

【見るだけ見てみます】

という事で見学に行くと

他のお客様も他の不動産会社から見学に来ています。

当時、比較的人気のあるエリアで

売物件が出ると早く売れる場所でした。

そしてこの物件は

北向きでしたが南面にバルコニーがあり

その南面は大きな敷地の中に2階建が建っていて

日当たりは全く悪くない物件でした。

その方はその場には奥様だけでした。

奥様の顔を見ても気に入っているのがよく分かりました。

しかしご主人様に見てもらう前に

他のお客様に決められてしまう可能性もありますが・・

【主人は私が説得します！！！】

という事でその場で購入申込を頂いたことがありました。

※その後、ご主人様も確認して頂き双方納得の上、ご契約しました。

こんな形のように

最初の条件から違った家を購入されるケースも

少なからずあった記憶がありますね。 🙂

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