古家付土地
最近の天気予報ですと
この3月も気温が高いみたいですね。
桜の開花予想も例年より早くなりそうですね。
先月の2月は例年になく
なぜか古家付の土地の買取が増えました。
弊社の場合、土地面積が少なくとも50㎡以上あって
現行の建築基準法に則って通常の建物(人が住めるような間取りが入る)が
建てられる面積があること、
そして建物は改装するより解体したほうが
安くつくような土地を古家付の土地としています。
例年は長屋や空き家の売却査定の場合は土地面積が狭小地の物件が多いです。
しかし今年は趣が変わっていますね。
弊社としてはその物件に応じた金額設定をして査定価格を算出します。
土地が狭小地の場合は
再建築できる場合でもまともな間取りが入らない為、
その建物を改装した想定での金額提示となります。
そうすると老朽化が激しい場合は改装費用に多く費やされるため
現状で売却する場合はどうしても価格が下がってしまいます。
当然、弊社が直接買い取る場合も同等です。
しかし建て替えできるような立地で
土地面積が狭小とまで言えない場合はやはり相応の土地価格として算出されます。
今、弊社に売却や買取の査定をされる方の多くが
相続で取得されて売りたい!・・という方が多いです。
そのことを考えると
たまたま売却しようと思った相続物件の土地が広かったため
そこそこの金額で売却出来たという方と
近所に迷惑をかけているので老朽化を防ぐ費用を費やすより
そのままの現状で売ってしまいたい・・、
金額は二の次で・・という方に分かれてしまいますね。
そういえば二軒長屋の片方を2年前に買取させて頂き、あまりにも建物が危険なので
(外壁が落ちて、次に台風でもあれば崩れてしまいそうな状況・・)
今年に入り解体する予定で近所に挨拶に行った際に隣の方も
片方を解体してしまうと残った建物も長くはもたないだろうと
弊社に売って頂いたケースがありました。
この件は依然に隣を所有している方に弊社が購入したい旨のお話をしたのですが
賃借人の方がおられて、その方がまだ住みたいとの事で断念していました。
しかし解体の挨拶をした際には
一転、気持ちよく出ていくとの事で了承してもらいました。
全く予想していなかったので解体の時期をずらし、今月から解体する予定です。
そしてご近所の隣以外の方も皆さん喜んでいます。
なぜなら危険な建物が近所からなくなってホッとされているようです。
この物件は市役所からも『危険なのでどうにかしてほしい』と
連絡があった建物です。
弊社は不動産会社なのでいいものの、一般の人がこのような建物を保有している場合は
(相続などで取得されて)
やはり心配の種になってしまうと思いますね。