空き家の心配もほどほどに

売主さんの心理

 

長屋の売却相談のお問い合わせがありました。

 

その売主さんはご主人から相続されたご婦人。

たて続けに何回か相談のご連絡を頂きました。

 

 

『もう古い長屋ですが本当に買い取ってくれるのですか?』

『私は施設に入って空き家になっているので早くしたい』

 

息子さんや娘さんが売却に関して動いてくれないらしく、直接お問合せをしたそう。

 

ただ地名のみで丁目などの詳細はまだ教えたくないようです・・。

 

 

その後も『仏壇はどうしたいいいですか?』『荷物が多く残っています』など2回連絡がありましたがその際も詳しい情報は教えて頂けません・・。

 

やはり肝心なところは息子さんか娘さんにしてほしいみたいですね。

 

名義人のご婦人は早く売りたいみたいですが・・

 

査定になりました!

 

その後、義理の息子ですが(娘さんの旦那さん)と査定の依頼がありました。

 

地名を聞いただけであのご婦人の物件だと分かりました。

まずは娘さんご夫婦立会いの下、査定に伺いました。

 

確かに室内の家財はそこそこ多め。

 

しかし室内はところどころリフォーム歴もあって比較的程度は良好。

 

 

一通り宅内を拝見した後、売却までの経緯をお聞きしました。

 

お住まいだったご婦人が施設に入ったのが約1年前との事でその後はこの家が空き家なので心配で心配でしょうがないそうです。

 

息子さんもいらっしゃるようですが非協力的・・とか。

 

相見積もりの末

 

その場で仲介での売却の流れと買取の違いをご説明。

双方の価格もお伝えして帰りました。

 

娘さんの旦那さんからすると少しでも高く売ってあげたいでしょう。

 

これから他社の価格も確認しながら検討されるみたい。

 

 

それから10日ほど経った後、娘さんの旦那さんから連絡がありました。

『仲介でなく買取で進めようと考えていますが買取価格の再確認です』と。

 

そしてその1週間後、『御社でお願いします』と連絡がありました。

 

家が売れるまで心配

 

契約前の書類確認で再度、物件のお伺いし名義人のご婦人とお会いしました。

 

御年79歳とのことでしたがしっかりされています。

物件調査の委任状にもご記入いただきましたが字もキレイ。

 

 

とにかく心配性との事。

固定資産税、火災保険、税金などは既に確認済。

 

税務署、法務局、保険会社、市役所などすべてご自身で電話で確認されたそう。

 

 

ここまでしっかりしていれば自身で売却の段取りもできたでしょうね・・。

 

もし騙されたら大変・・そんな感じでしょうが確かに娘さんご夫婦がいる方が安心です。

 

最終の確認も取れましたので来週、買取予定です。

心配との事で登記名義が変わった後の謄本を施設までお届けする約束も行いました。

 

 

 

過剰な心配は体に悪いので売却が終わった後は施設でゆっくりしてくださいね。

 

 

 

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