住宅ローンの金利
弊社の場合、年間を通じても
住宅ローンを取り扱う件数は仲介会社さんと比べても
圧倒的に少ないと思います。
まず取り扱う物件の価格が老朽化不動産が多いせいもあり低額です。
その為、購入される買い手さんも現金の方が本当に多く
住宅ローンを組む必要がありません。
弊社の場合で住宅ローンを組むケースの多くとしては
弊社が売主で物件の価格が1000万円を超えるケースになります。
このケースでも
物件自体が古いものをリフォームして新築同様にして売却に出していますので
都市銀行などは購入者の内容というより
物件の内容で都市銀行の住宅ローンでは取扱いが難しい・・という事も多々あります。
その場合は地方銀行さんで取り扱ってもらえるケースと
信用金庫さんの無担保ローンという名目のローンになることが多いです。
しかし私が不動産業界に入った平成9年(1997年)当時も
これ以上は住宅ローンの金利は下がらないと言われていたくらいの
低金利でした。確か変動金利で優遇してもらって1.475%~1.675%だった記憶があります。
しかしそれから20年以上経った今の金利はどうでしょう!?
いまでは優遇金利を使えば
0.775%とか、それ以下の金利で組まれている方もいるではありませんか!!
今は日銀の金融緩和が始まってしばらくが経過して
マイナス金利とか言われていますがほとんど利息がない状態ですね。
これからの住宅金利状況がどうなるかは私にはわかりませんが
20年以上は住宅ローン金利の低金利時代は続いているみたいですね。
住宅ローンを組む方にとっては非常にありがたい話ではありますが
今、私が長年住む家の購入を進めているかといえば
そうでもありません。
もちろんマイホーム志向型の方にはいい物件があれば購入されればいいと思います。
また相場よりもお安く買える物件があればそれもまたいいでしょう。
賃貸収益用として資産活用される・・これもアリだと思います。
しかし中古マンションなどの高騰などをみると
必ずしも今が買い時とも言えないと思うこともあるわけです。
もちろん私見ですが
中古マンションの相場の移り変わりを20年以上見てきていますので
15年前に1000万円で売却に出ていた中古マンションが
15年経過した今、1500万円で売りに出て売れている・・。
仮に15年前に築20年の中古マンションだったものが今では築35年以上経過して
住宅ローン減税の対象から外れているにもかかわらず売れている。
その事に少し疑問を感じているのですが・・・。
もちろん皆さん納得されて購入されていますし
売る側からするとありがたい話で
私が意見する事でもないのですが・・・。