これからは増えるかも?けど
新聞記事で見つけました
『北区で今月20年にわたり放置された空き家を行政代執行により撤去する作業が始まった』
一部の屋根が落ち柱が折れて廃虚同然、害獣が住み着くなど近隣は長年被害を受けてきたそう。
空き家は全国的に問題となっており国は法改正などで改善を急ぐが、自治体には撤去費用などの負担がのしかかる・・とありました。
法定相続人の高齢化で空き家となっている建物は東京都北区岩淵町にある木造平屋建ての住宅。
壁は崩れ屋根も大部分が落ち、柱も折れて木の板が重なりツタが隣家にまで広がっていたそう。
大阪でもこういう家をたまに見かけます。
区の調査では昭和18年に建築されたもので、平成15年に家主が死去したのに伴って空き家に。
20年に近隣住民からの相談を受け、建物の調査などを始めたそうです。
昭和18年建築くらいであれば大阪市住吉区や西成区の長屋を想像しますね。
例は多くない
特定空き家という言葉が出始めて約10年ほど。
行執行までいったケースはあまり聞きませんでしたがこれから増えるかもしれません。
特定空き家に指定されると固定資産税が上がるの・・と古い空き家の査定時に言われたことがありますが『まだそこまでの家はほとんどありません』と答えていました。
近隣住民の方によると空き家となって以降、建物に出入りする人を見かけたことはないそう。
廃虚のような物々しい光景を前に、カーテンは閉めたままにして生活してきたと言います。
過去には女性の自宅の2階部分の屋根裏に空き家に住み着くなどしていたとみられるハクビシンやタヌキが侵入し、糞尿によって修繕が必要となったが自費で修理をしたそうです。
昨年6月頃には雨風が強かった日に屋根が崩れ落ちるなど【恐怖を感じた】との事。
ここまでいけば相当な状況だったのでしょうね。
難しい判断
区はこの家を特定空き家に認定し法定相続人9人に書面や対面などで撤去へ指導を行ったそう。
だが法定相続人らの住居が空き家から離れており高齢化している事などもあって撤去には至らず、倒壊などの危険性を考慮して強制代執行に踏み切ったと書いてありました。
こういう書面はおそらく各行政は近隣の苦情を基に出していると思われますね。
ただ強制代執行に踏み切る決断は難しいでしょう。
この記事には『空き家は全国的に問題となっており国は法改正などで改善を急ぐが自治体には撤去費用などの負担がのしかかる』と書いていました。
相続人さんしっかり管理をお願いしますよ・・というお役所の人の声が聞こえてきそう 😥