売却後すぐの『家を売りたい』②
賃貸収益用として契約!
今回は売却後すぐの『家を売りたい』の2回目です。
この物件は長屋の1軒をリフォームして売りに出しました。
昨年の10月頃からの販売開始で今年の1月末に売却の契約決済を行いました。
買主さんは賃貸収益用としての購入でした。
それまでも収益としてお考えの方のお問い合わせも多くありましたが他の方は収益としては利回り的に合わないかなぁ・・という事でした。
この物件はリフォーム済の空き家でしたが看板を設置せず、ネット広告のみで販売していました。
買主さんは近くにお住まいで散歩中にネット広告と外観を照らし合わせて見付けたとの事。
内覧すぐに『気に入った!』『場所もよく知っているしすぐに買うわ!』という事で気持ちよく契約していただきました。
他の方は収益用として合わないのに何故この買主さんは収益用として買えたのでしょう?
賃貸収益の利回り確保法
この買主さんはこのリフォーム済物件を更にご自身で改装し、付加価値をつけて想定家賃を上げるという商売上手な方でした。
関東の方はこのやり方で家賃を上げて募集される方が多いように思います。
現に他の方が言われていたのが家賃としては6~7万円程度しか取れんなぁ・・という意見が大半でした。
しかしこの買主さんは少し手を入れてやれば家賃は9~10万円まで伸ばせる!という話でした。
私も買っていただいてからはその方の自由なので家賃設定には口をはさみませんでした。
購入後、すぐにリフォームをされたそうでその写真をメールで頂きましたが非常に斬新です。
押入を繰り抜いてLDKと洋室をつなげてみたり・・
建具をお洒落なものに新調したり・・
クロスもオシャレなものに一部変えられました。
するとどうでしょう?
本当に想定していた家賃(9~10万円)で借り手が決まりました。
みんなの私設管ですが・・
しかしそれからです。
隣家の方から『裏の下水はこっちを通って出てるんや!』『この下水止めるぞ!』と隣さんから言われたけど
前から言われていたの?と連絡がありました。
重要事項説明時にもこの物件の下水に関しては私設管で他人地を通過しているという内容をご説明していました。
また隣家の方ともその話は売却前にしていましたがもちろん下水を止めるといった話はありません。
いつも饒舌で気のいい方という認識でした。
もちろんその私設管は4軒長屋の並び全体で使用していますので勝手に止める事はできません。
止めれば逆に訴訟になったら不利になるだけです。
ただせっかく借り手が決まったけどケチがついたので買主さんは『もう売るわ!』と話されました。
私としてはせっかく購入してもらい借り手もついたのに売却するのはもったいないのでは・・と言いました。
おそらくその時、隣家の方の機嫌が悪かっただけかと・・。
ましてや本当に止めるという行為をするとは思えません。
しばらくして『やっぱりもったいないからもう少し持っとくわ』と連絡が入りました。
やっぱり私ももったいないと思いますしこの私設管の件は大阪市内の長屋ではかなり多い事例なので。