売物件の価格設定
3月6日までだった
大阪のまん延防止等措置も延長になりましたね。
気候は徐々に過ごしやすくなってきたので
1日も早くそろそろ正常な日常に戻ってほしいところです。
来週には昭和14年建築の長屋を
フルリノベーションした物件の引渡しがあります。
戦前に建った長屋の一つですが
柱を残し、床を落とし2階の屋根以外は
ほとんどリフォームした物件でした。
場所はJR大阪駅となりの塚本駅から徒歩7分ほどの所にあり
当初は人気化するかと思っていましたが
そうでもありませんでした。
大阪市淀川区で阪急線の十三駅にも歩ける距離にあり
2000万円以下でガレージ付きの売物件が多く出る
エリアでもない為、そう思っていました。
しかし販売を開始した当初は少しお問い合わせはありましたが
思いのほか成約までに時間がかかった印象です。
おそらく1/2戸建なので純粋な1戸建ではない事と
ガレージスペースが軽自動車しか駐車できないことも
予想が外れた要因かとも今では思っています。
ただいつも室内を確認に行く度に、
この家を購入する方は得するだろうなぁ・・と考えていました。
・・というのも1/2戸建で片方の隣と柱は共有していますが
その隣家の方とすでに将来の為に
お互いに切り離し承諾書を取り交わしています。
室内はリノベーションしていますので
15~20年ほどはそんなに手入れは不要だと思っています。
将来的にも土地が約20坪ほどありますし、
前道は公道なので建て替えも問題ありません。
また土地も測量して隣家と境界を決めて
地積測量図も作成しましたし
建物も測量し直し増築未登記部分も現在はありません。
古い家の場合は土地境界が明確でないケースもありますが
今回は全てやり直して、また境界を決める際に
ご近所の方(物件隣接者)にご協力いただき
すべていい人だったこともあり、
入居後近隣トラブルになるのも考えにくいからです。
当初、昨年11月末から販売しましたが
動きが今一つだったこともあり
1月1日に価格を変更してからすぐに買い手が決まりました。
今では良い方に購入いただき感謝しております。
しかし不動産の売物件の価格設定は難しいと
改めて感じさせてくれた物件です。
弊社売主の物件売却の場合は
最初に高い価格設定をして徐々に下げていくなどして
時間をかけて売却しようとは考えていません。
最初からお問合せが入りやすい価格設定に
しているつもりですが今回はそうなりませんでした。
市場から見ると最初の価格設定が高かったのでしょう。
やはり不動産の需給は売り手と買い手次第です。
現在の買い手の需要が多い状況でこうなったという事は
そういう事なのでしょうね。