売買物件の引渡し日
凄い勢いで新型コロナの感染者数が増えています。
重症化に成りにくいオミクロン株にほぼ置き換わっているそうですが
この数を見るだけでゾッとします。
弊社も感染対策をキッチリして接客していますが早く落ち着いてほしいところです。
年初の1月も半ばを過ぎましたが今でも購入者層は活発なようですね。
今回は売買した物件の引渡しについて書きたいと思います。
不動産の売買契約を行って引き渡しまでにどれくらいの日数が掛かるのでしょう?
弊社の場合は低額物件が多いので契約も物件引き渡しの決済も同時にすることが多いので
契約日=物件引き渡し日になる事が多いです。
しかし購入に住宅ローンを使う方の場合は全く流れが変わります。
通常は売買契約前に住宅ローンの事前審査を行い、内定が出た段階でまず売買契約です。
その際には買い手が売り手に手付金を支払って契約を行います。
そしてその後、住宅ローンの本内定が決まり、売主買主双方の都合を合わせて
残代金決済を行い、物件引き渡しとなります。
このケースでは『融資特約』という解除条件を付けて売買契約を行い、
万が一、買主さんの住宅ローンが通らなかった場合には白紙解除となって
手付金も戻ってくる契約になります。
その間、売主さんは他の方に売る事は出来ず(現金購入の方が来ても)
住宅ローンの本内定を待たねばなりません。
売主さんが不利なように見えますが数千万するような家やマンションであれば
普通の人は住宅ローンを使用しなければ購入できないので致し方ありません。
しかし今の住宅ローンの事前審査の精度は高く、よっぽどのことがない限り
事前審査が通った案件が本審査で落ちることはありません。
ごく稀にありますがその時は買主さんのお勤め先が変わったとかのイレギュラーな場合のみです。
この住宅ローンは大体1か月もあれば本内定が出ますので
売買契約から1か月~2ヶ月が引渡しの期間が通常です。
ただ住み替えの場合であれば少し、事情が変わってきます。
先日も仲介会社さんが弊社売主の物件に購入申し込みがありました。
1月の10日前後でしたが引き渡しは3月末にしてほしいというものでした。
少し長かったのでもう少し前倒しにしてもらえるならば・・と返答しましたが
未だ調整中になっています。
それまでに別の方で引渡しが早い方が現れればその方に購入いただく形となります。
弊社で一番長かったのは売買契約後、約10か月先という期間ですが
売主さんのお子さんの学校の関係で長くなりました。
しかしその分、割安に価格設定をして待ってくれるお客さんが購入されました。
結局、売主・買主さんの都合が合えば引き渡しの期間も自由という事ですね。