悩む家②

商売なので

 

前回から続きです。

 

査定依頼のあった物件を外から確認に行くとかなりの損傷具合の家でした。

土地も狭小ゆえに単独の再建築は難しい・・。

 

 

弊社は家の買取会社ではありますが商売でもあります。

 

たまに感情移入して買取することもありますが基本、シビアに判断しています。

やはり慈善事業という訳にはいきません。

 

今回の物件はまずリフォームするにはかなりの費用が必要です。

 

賃貸収益用にするには利回りで弊社の判断基準は満たせません。

転売ではどうか?

 

修理してから売る方法

 

びっしりリフォームしても再販売価格はあまり伸びないと判断して現状での買取は難しいと売主さんにお伝えしました。

売主さんも予想していたようでしたがどうしても手放したい意向。

当然ですね。

 

こちらがまずご説明したのが物件を売る前に費用をかけて直せるかどうか?

 

もし最低限の費用で最低限のところを修理し、その後仲介で売りに出す事でした。

外壁と一部屋根の補修、家財の撤去が最低限の修理になるでしょう。

 

 

もちろんそのお手伝いはしますし、その後の仲介もしてかかった費用全額戻るとは言えないまでもできるだけ高く売る努力はしますとご説明しました。

最低限の修理をすれば購入する大家業の人がいるはずです。

 

やはり元々依頼いただいた方の祖母の方名義なので基本的に相続人についてまわります。

 

 

未だ検討されているのかわかりませんが返事は頂いていません。

 

ただこれ以上放置すれば周りの方に迷惑が大きくなるのは目に見えているでしょう。

これから増えるであろうと思われる案件です。

 

中には相続放棄して関係を断つ人もいるようですが身内の後始末は身内で行って欲しいところ。

弊社もできる限りの応援はするつもりですが・・果たして?

 

またお返事を頂いて前進があればこのブログで書きたいと思います。

 

対照的な物件

 

11月末に2軒同日に査定に行きました。

 

双方長屋で築年数は片や昭和43年建築でもう一つは昭和46年建築。よく似た建築年。

土地面積は70㎡弱と30㎡未満の長屋で土地面積は対照的。

 

土地が広い長屋を午前中に、狭い方をお昼から査定に行きました。

 

午前中の家は1/2戸建で最寄りの駅から徒歩8分ほどで室内はリフォーム履歴があり、階段も過去に新調済で間口が2間あり、隣と切り離せると建て替え用地にもなりそう。

ただ一つ難点が・・現状、汲み取りになっていました。

 

 

お昼からの物件は最寄りの駅から徒歩約10分で到着しました。

弊社で一番多い部類の1間半間口の長屋ですが前道はスッキリしていました。

ただ室内に入ってビックリ!かなりキレイ!

 

今の売主さんが入居された時に500万円以上かけてリフォームしたそう。

 

既に約25年経過していますが年配の方お独り住まいなので程度はかなり良好です。

リフォームはほとんど要らないのではないでしょうか?

 

 

土地が広く将来、再建築も出来そうな汲み取りの家と少し狭いですが綺麗な家。

ともに仲介で同じような価格で売却する予定です。

 

どちらか購入するとしたら悩みますか?

 

 

 

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