成年後見人と判断能力

 

やはり毎年1~2月は

 

早いものであっという間に終わりました。

 

 

 

 

この3月もあっという間に終わりそうですね・・。

 

 

 

 

 

今回は成年後見人や判断能力についてのお話です。

 

財産管理などの判断能力がなくなった方(被成年後見人)に対し

 

成年後見人は家庭裁判所によって選任され

 

財産管理などを代わりに行います。

 

 

 

 

後見人の他にその程度によって

 

保佐人や補助人と変わったりしますが

 

これはお医者さんの診断書などによって変わります。

 

 

 

 

中々選任されるまで時間がかかることもあり、

 

不動産の売却にこの制度を使われる方は

 

まだまだ少ないようです。

 

 

 

 

中には明らかに判断能力がないのに

 

無理強いして本人が判断できるかのように

 

取引を進めようとされる方もいるようですが

 

弊社ではもちろんお断りしています。

 

 

 

親御さんの判断能力がなくなり、

 

施設に入る費用を捻出するために親御さんの家を売って

 

その費用を捻出するということは割と多いと思います。

 

預貯金の多い方であれば

 

家を売らなくてもできるかもしれませんが・・。

 

 

 

この判断能力を喪失された方が

 

相続に関係すると成年後見人制度を使わないと

 

それ以上前に進みません。

 

急を要していない場合はいいのかもしれませんが

 

当事者からするとかなり手間のかかる作業になると思います。

 

 

 

 

この成年後見人には司法書士などの

 

士業の方が行うことも多々あります。

 

身内の方がならない・・なりたくない・・

 

誰もなる人がいないなどの理由から司法書士などが

 

選任されることがありますが

 

その場合には報酬が発生して費用が掛かります。

 

 

 

やはり本人が亡くなるまで財産管理をして

 

毎年、家庭裁判所に

 

財産目録や収支を提出しなくてはなりません。

 

そして都度、入院などの費用が掛かる場合は

 

その財産からの支払い代行も行わなければなりません。

 

 

 

 

またその被成年後見人がお亡くなりになった場合には

 

最後の仕事として相続人に財産の引継ぎを行いますが

 

その相続人を探すのも成年後見人の仕事になります。

 

 

 

 

実際に私も少し前まで成年後見人を行い、

 

先日相続人さんに遺産の引継ぎが終わったばかりです。

 

その相続人さんを確定するまでの

 

戸籍の収集などは司法書士にお任せしました。

 

 

 

前にも書きましたが

 

この相続というのはすんなりいくことがほとんどです。

 

 

 

 

しかし中には筋書きのないドラマのようなものもあります。

 

良い悪いは別として何とも言えない

 

違和感を覚えるものも少なからずあるかと存じます。

 

この不動産業界に入ってからは

 

テレビドラマのような場面も少なからず見てきました。

 

 

 

 

 

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