成年後見人の最後の仕事
思っていたより早く
目下、ゴールデンウィーク中です。
最近は春を通り越して夏を感じさせる気候が多くなってきました。
3日後の6日に東大阪市内の中古マンションの売却決済があります。
この物件はおかげさまで販売開始3日で買い手が決まりました。
同じマンション内で売物件が3部屋出ていましたが他の一部屋も同時期に買手が決まったみたいです。
販売当初、他の2物件が数か月売れてないみたいで心配していましたが事なきを得ました。
これも縁のものでしょうが毎回、こんなに早く売れると助かります。
また9日には大阪市内の中古一戸建の購入の取引がありますがこの物件はかなりリフォームする予定です。
リフォームに3か月はかかるのでおそらく販売はお盆前後になりそう・・。
またこのコラムでリフォーム前後をご紹介する予定です。
GW期間に多い親戚との家の売却相談
以前ならこのGWに親戚やご兄弟で相続物件の相談をしてGW明けに相続物件の売却相談が多くありましたが
新型コロナになって会う機会も減って少なくなりました。
今年は旅行に出かける方も多いそうですが果たしてどうでしょう?
相続のご相談内容とは?
数か月前に相続の相談で来られた方がいました。亡くなられた方の成年後見人の方からでした。
司法書士をご紹介してその後を見守っていましたがその亡くなられた方には身寄りがなく成年後見人には遠い親戚の方がなられていました。
成年後見人はその亡くなられた方(被成年後見人)の相続人に残った財産を引き継ぐのが最後の仕事になります。
成年後見人といっても被成年後見人の生前、相続人を確定させるまでの戸籍を収集する権利はありません。
今回はかなり複雑だった為のご相談でした。
被成年後見人の人はまだ70歳くらいの方で親御さんは既に亡くなられています。
またご姉妹はなく、旦那さんにも先立たれているそう。
司法書士が戸籍を収集するのもかなりの時間を要しました。
被成年後見人のお母さんは生前、離婚をされており3歳の頃に母子家庭になっていたそうです・・。
相続人が不在という事も想定できましたがその際は家庭裁判所で相続財産管理人を選任して財産を引き継ぎます。
しかし相続人がいるかいないかを調べるのも成年後年人の仕事みたいです。
そして司法書士の戸籍収集が終わり成年後見人の方とお話しする機会がありました。
相続人はいらっしゃったそうです。
ただ相続人の方は遠方にお住いの方お二人。連絡をしたときには被成年後見人の存在すら知らずビックリされていたそうです。
被成年後見人のお父さん(3歳のときに離婚)の再婚した方とのお子さんお二人が相続人になったそうです。
いわゆる異母兄弟の方です。
その後、相続されたかどうかは私は知りませんが先立たれた被成年後見人のお母様はどういう感情になられるのかは図り知れません・・。