賃貸収益物件のリスクヘッジ
賃貸物件の並びが!
弊社の賃貸保有物件で先月、3月の中旬に退去された寝屋川市の長屋がありました。
約2年半住んでいただいた方でしたが退去の立会いを行い、ダイニングキッチンのたばこのヤニがひどくその部分の補修費用のみいただく形で終えました。
リフォーム工事も少ないのですぐに賃借人募集を始めました。
すると1週間後、物件の近くの不動産会社から連絡が入りました。
『この募集してはる長屋の並びで火事があったで!』『焼けた人が借りるかもしれないので確認したんやけど・・』ビックリしてその状況をその方に確認しました。
というのもすぐに他府県に行かねばならない用事があり現地に行けなかったからです。
するとその日の朝に火が出たそうですがその家のみで消火できたとのことでした。
この物件は6軒で一つの長屋で弊社の家は北の端から2軒目で焼けた家は南から2軒目のお宅で事なきを得ました。
狭小地は建て替えられる?
この物件がもし焼けた場合はどうなるのか考えてみました。
この長屋単独の土地面積は約38㎡ほどです。
単独で再建築できるほどの広さはありませんのでお隣さんと一緒に売るかお隣さんの土地を売ってもらい再建築するか・・といったことろでしょうか。
たまたまこの物件は前道が広く、公道なので建築基準法上は再建築は可能です。
隣家と一緒に売買もしくは再建築なら可能です。
さすがに焼けた後に単独でリフォームするのは無理があるでしょうね。
この物件はもし焼けてもどうにかなりそうですが他の賃貸収益の物件で再建築不可の物件は7軒あります。
この物件らが焼けた場合は基本的には難しいですね。焼け方にもよりますが・・。
再建築不可物件対策
狭小地の場合でも再建築不可になると売却する時には価格が安くなることもあり、賃貸収益用・利回りとして考えるならば購入するメリットはあります。
しかし万が一があった場合は火災保険はおりるでしょうがその後は大変ですね。
今回の件を踏まえある程度、再建築不可の物件の火災保険金額を増やしたり、地震保険にも加入することを検討しようかとも考えています。
おそらく手広く大家業をやり戸建を主体にやっている方は再建築不可の物件を多く保有されていると思います。
弊社の仲介だけでも多くの大家業をされている方に再建築不可の物件を購入いただいていますので・・。
新型コロナの件が始まって2年以上経過しましたが改めて大家業をしたい方が増えています。
家賃は滞りなく入ってくる事とまだまだ銀行に預金を預けていても金利が安いからです。
ただ万が一のリスクヘッジは大事になりますね。