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長屋の切り離しのお話＜最近＞

随分前に書いた長屋の切り離し工事の件は

おかげさまでいろんな方にお読みいただき感謝申し上げます。

今回は最近あったケースをご紹介します。

まずうちの向かいのおばさんのことです。

私の自宅の向かいが現在、解体をして建て替え工事中です。

元々あった家は大昔、集会所として使われていた家と

普通の長屋を別々で購入されて室内をつなげた家だったようです。

（向いの隣のおばさんがもう60年位お住まいで教えてくれました）

※このおばさんは私の祖父母もご存じです。

集会所だった方は隣家と離れていますが

長屋の方はそのおばさんの家と引っ付いていました。

解体工事が始まりました。

解体屋さんも解体途中に構造が違うと気づき苦戦していましたが

集会所の方は一部鉄骨がはいっており『木造と聞いていたのに・・』と愚痴っていました。

そのおばさんとの切り離した後はどうなったかというと

部分的に補修はしていますが中途半端な補修で終えられていました。

おばさんとはうちのワンちゃんの朝散歩のときによく会うのですが

補修の文句で15分くらい色々話を聞かされました。

その壁補修はトタンでやっていましたが、

『その説明もなかったわ・・』

『中途半端に工事されてたまらんわ』

『家が少し歪んだわ』　との事でした。

最後は自費で残りの補修分をおばさんが負担して直していました。

もう少し事前の説明が欲しかったところでしょうか？

次は前回、書いた4階建の収益マンションの隣を解体したときの聞いた話です。

その売主さんが収益マンションを購入してから数年後、柱は別々ですが

引っ付いているように見える隣家の建替え工事の解体が始まったそうです。

壁の補修をしてくれるだろうと思っていたそうです。

しかし挨拶に来た時には

壁の補修はこれだけかかりますが

されるのであれば一緒にしますか・・との事。

数十万円かかったそうですが補修をしてもらうどころか

隣の解体するのに伴って出費したそうです。

これには元々柱が別々だったこともあるのでしょう。

またその収益マンションの住人のうち、カップラーメンなどを隣家に投げる人もいたようで、

隣の方に聞いたところ、マンションの賃貸人から被害を受けて建て替えた・・との事。

心情的なことも重なって補修する気はなかったみたいですね。

そう思えば長屋などの建物で隣家との切り離し工事に関して言えば

切り離すほうの方との付き合い方も重要なのでしょうね。

そして事前に隣家の室内の状態をチェックして切り離し工事が終わってからの

補償や補修の説明をキチっとすれば

切り離すことに対して完全に拒否されることはないのかもしれません。