気になる記事

目に留まる

 

最近、新聞記事で興味があるものを見つけました。

 

 

『危険な密集地12都道府県に』とのタイトル。

 

記事によりますとこんな感じです。

・地震で住宅倒壊や火災延焼に至る危険性が高い「地震時等に著しく危険な密集市街地」が今年3月で12都道府県の19市区町に1875ヘクタールある事が国土交通省の集計で分かった・・。

 

国が平成24年に初めて公表した5745ヘクタールの3割が未解消のまま。

高齢化で建て替えに踏み切れない住民がいるなど目途が立たないケースも多いとあります。

 

どれくらいの広さ?

 

1875ヘクタールと言われてもピンときませんね。

 

1ヘクタールが100m×100mなので10,000㎡、なので18,750,000㎡。

東京ドームのグラウンドが13,000㎡なのでドームの約1442倍。まだピンときませんね。

 

この大きさが気になった訳ではありません。

 

19市区町の中でも大阪市が641ヘクタールと面積でもダントツなのです。

ワースト2は横浜市ですが301ヘクタールと大阪市の半分以下。

 

ちなみに横浜市の面積は約43,778ヘクタール、大阪市は約22,521ヘクタールと約半分。

しかし密集市街地は大阪市が倍あるという事ですね。

 

言うのは易し・・

 

以前に大阪府都市整備推進センターの取り組みの事をこのブログで書きましたがその取り組みはこの危険な密集地を減らすために行っているのですね。

 

ただ安全を確保するには、老朽化した建物を解体したり、建て替えの際に道路の面積を広げ、避難ルートを作ったりする必要があります。また避難の妨げになる塀の除去や、通り抜けられるもんた扉を設置する事も有効であるとも書いていますが中々難しい話でしょうね。

 

 

私も大阪市内に住んでいるので分かりますが消防車が入っていけないような路地も多いです。

 

また前にも書きましたが戦争で焼けていない地域が密集地として残っています。

ある地域の担当者は「密集市街地は空き家も多く、所有者不明の場合も多く対応の障害となっている」と言われているそうです。

 

高齢者や低所得者にとっては負担が重く、建て替えをためらいがちとの事。

特に集合住宅では住民合意が必要なため、難航するケースもあるそうです。

 

頑張ってはいますが

 

大阪市でも天王寺区の一部や港区などでは区画整理ができて道も広いところもありますが弊社が売り買いしている長屋などが多くある場所は危険市街地になっている事が多いです。

 

行政も頑張ってはいるものの何せ住んでいる人がいる家です。

古いからといって建て替えなさい!とは言えません。お金もかかる事で解体の補助金は出ても建替えの費用までは出ませんからね・・。

 

 

 

とにかく大阪市が全国的にも危険な密集市街地が多い事を再認識した次第です。

 

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