相続後に来るDMの話
買取物件の変化
2022年の残りも1週間足らずになりました。
また12月らしい寒さにもなってきました。
ここに来て新型コロナの感染者数の報道はありますが少し静かです。
このままインフルエンザのような扱いになってくれればいいですね。
今年も色んな家と出会いました。
しかし今年は最後まで長屋や借地ではなくガレージ付きの戸建の買取が多かったです。
それでも古い?
12月最後の買取も大阪市内のガレージ付き一戸建になりました。
・・といっても昭和54年建築なので築40年以上ですが・・。
ただ昭和30年~40年代の長屋がいつもの主力なので新しく感じます。
昭和50~60年代の中古戸建が増えたのですがガレージ高はすべて2m程ありました。
今の1BOX車にも対応できるのでありがたいです。
背の低いガレージは車が限られるので敬遠されがちなので・・。
気持ち悪い・・
今月に長屋も数軒買取させていただきました。
その内の1軒は相続登記の完了を待っての買取契約でした。
その売主様が言っていたのがまず『気持ち悪い・・』でした。
三名共有名義として相続された売主様でした。
相続登記後、約2週間後の買取契約でした。
最初に3名とも声を揃えて言われたのが不動産会社からDMが多く届いている・・と。
※DM・・ダイレクトメール(ここでは個人宛に送られる印刷物です)
司法書士からも聞かされていたそうです。
相続登記が終われば色んな不動産屋からDMや電話があると・・。
案の定、多くの手紙が来たそうです。
『〇〇エリアでお探しのお客様がいます』相続した物件所在地に合わせたように。
まだ電話までは来ていなかったそうですが取引が終わってホッとされていました。
なぜわかるのか?
相続をされた方の中には売却される方も多くいます。
そして相続登記で名義が変更されると登記簿に新しい所有者として記載されます。
相続人の「住所」と「氏名」が載っているのでそれらを確認し、DMなどを送るのです。
私でも相続登記後に図ったかのようにDMが来るのは気持ち悪いと思うでしょう。
しかし世の中にはいろんな人がいます。
そのDMを見て『いいタイミングで来た!依頼しよう!』という人もいるのでしょう。
DMを送って成功した例も多くある事から不動産会社の多くが行うのでしょうね。
相続以外でも空き家を探して所有者を調べ、DMを送る会社もかなり多くあります。
このケースでは住所が古く分からないケースもあります。
しかし相続の場合は直近なのでほぼ所有者まで届きます。
なのでより多くの会社がやるのでしょうね。
登記簿に関しては法務局で誰でも取得できます。
なのでこの相続後の不動産会社DMは今後も続くでしょう。
あとは受け取った方の感じ方次第です。
業者に騙される事なく有効利用して頂きたいところです。