よくある査定!?
今日も大安ですね。
やはり大安の日は弊社でも売買契約などの取引が多いですね。
司法書士の方はもっと忙しいでしょうね・・。
先日、借地の長屋の査定に行きました。
近鉄奈良線の某駅から歩いて約20分程度の場所にある物件です。
メールでのやり取りを行い、基本的な内容をお聞かせいただき現地に行きました。
当初、名義変更料(売る際に地主さんに支払う費用)が2軒分なので
倍になっています・・と聞いていました。
現地に行くと8軒ほどの長屋ですが、その内の2軒分で間口が広く、軽自動車の駐車スペースもある
弊社にいつもお問い合わせを頂く間口の狭い長屋ではありませんでした。
宅内を見せていただきましたが
1階は3DKでお風呂もトイレもあり、1階だけで十分お住まいできるスペースです。
2階も3部屋あり、6DKのガレージ付きの長屋でした。
依頼者は名義人のお父さんではなく娘さんでした。
当然、弊社買取も仲介で売却するのも双方大丈夫だとご説明しましたが
名義人のお父さんが問題だと切り出されました。
今回弊社に買取見積依頼を頂いたのは
地主さん側の不動産会社に最初に相談をしたそうですが前向きな話がなかったことからでした。
解体して更地で地主さんに返却するのもかなりの費用(200~300万円程度)が掛かるし
誰かに貸すのも難しいと聞いた上にその不動産会社は到底買取はできない・・
という説明をされたそうです。
しかし弊社の見解は全く違い、買取も問題ありませんし仲介でも売却できるという
説明をしたのでその面では安堵されていました。
しかし名義人のお父さまは現在、施設に入られていて
売却の判断能力が基本的にはない状態だという事でした。
日によって言う事が変わりますし、今でもこの家に帰りたがっているとの事。
現実的には一人暮らしは無理との事でこの家に戻ることはできないので
毎月の土地代ももったいないし売却したいというのが娘さんの意向でした。
売却するには担当医師から判断能力があるかないかの診断書を出してもらって
なければ成年後見制度を利用して売却するのか、お父さんの判断能力があれば
お父さんを説得して売却するのか・・いずれかです。
一旦、お父さんや他の家族と相談するということで当日は別れました。
そういえば昨年暮れ~今年の初めあたりに同じような話がありました。
その時には買い手が決まってお父さんに売却のご説明に行きましたが
けんもほろろに家を売る気がない!と言われ段取りをつけた息子さんと大喧嘩されていました。
住み慣れたご自宅に戻りたいのは山々ですが
面倒を見ているご家族さんからすれば安心して住める環境にいてほしい・・。
これからも多く出会うであろう内容の査定でした。