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大阪市大正区のバスの話

最近、大阪市大正区南恩加島という場所の

中古テラスハウスの売却の依頼を受けました。

大阪市大正区というと南北に広がっている区になります。

JR大阪環状線や大阪メトロ長堀鶴見緑地線の大正駅が主な交通機関だと思っていました。

この駅を利用するには大正区の中北部にあり、東西に走っている43号線の

南側は基本的に歩いて駅まで行く人は少ないと思います。

駅まで結構な距離があるからです。

以前、不動産会社に勤めていた時もこの大正区の43号線より南に位置する

『平尾』『小林』『千島』『南恩加島』『鶴町』といった

エリアの物件売買にもかかわっていました。

車で移動していた事もあってこの大正区の南エリアの物件は

駅まで距離があって交通機関と言えばバスしかないので不便だという印象でした。

しかし今回、この南恩加島の物件の売却調査や契約準備を行う中でそうでないことが分かりました。

今年に入り、なるべく車を使わず

月の半分は1日1万歩をクリアするようにしています。

今までほとんど乗った事がなかったバスにも今回乗りましたが

これがまた次から次とバスが来るではないですか・・。

バスが行ったと思っていたら数分もすれば次のバスが来ます。

これだけ本数が多ければ全く不便は感じません。

よく不動産表示で

〇〇線〇〇駅バス〇分〇〇停歩〇分というものを見かけますが

今まではこの表示を見ると不便なところだろう・・と思っていましたがこれは間違いです。

もちろんバスの本数が少ないところは決して便利とは言いませんが

この大正区の南エリアのバスに関しては全く不便さは感じないでしょう！

平日も日曜日も乗りましたが

平日は年配の方が多いですが、日曜日なんかは若い人も多く利用しています。

このバス便というエリアの為に物件の価格が安いのであれば

逆に大阪市内で低価格な程良い物件をお探しの方にはいいエリアではないでしょうか？

現に最近、別の物件を購入して頂いた大正区平尾(バス便)にお住まいの方もおしゃっていました。

『できればこの場所から離れたくはないのです。住みやすいので・・』

この方は近くで物件がなかったので大阪市港区で物件購入を決められました。

今回、依頼を受けた大正区南恩加島の物件は売買契約は既に完了しましたが

私にとってバス便エリアで感じていた偏見を取り払ってくれただけでなく

大阪市バスの印象まで変えてくれました。この物件の売主様にも感謝いたします。

不動産歴25年を過ぎた今でも色々と教わることが多いです。

不動産会社の社員さんはいつも車で移動している人が多いと思いますが

たまには電車やバスを利用することで新たに気づくこともありますよ。