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売りにくい家とは＜その②＞

弊社に売却査定を依頼される方は

他社にまず査定を受けてから

弊社に来られる人が多いように感じています。

前に依頼された不動産会社に断わられて・・

この物件は売れないです・・

そう言われてから弊社を探されて売れるかどうかの確認で来られます。

よって基本的に

弊社に売却査定に来られる方の多くは

【売りにくい物件】の売却を希望されての依頼です。

ですから今回のテーマの『売りにくい家とは』の

多くの物件が弊社の売却依頼の中心となっているわけですが・・。

その中でも

やはり『借地物件』に関しては

苦戦しながら売却するケースや中には売却を断念される方もいます。

この借地物件に関しましては以前もお話しましたが

建物のみの売却になり、土地に関しては地主さんがおられ

土地代が毎月必要な事から自ずと売却金額は低価格となります。

低価格となると仲介手数料も少なくなる一方、

地主さんとの土地賃貸借契約書の確認などの必要もあり

不動産仲介会社がする仕事は通常の土地付き住宅より多くなります。

中には割に合わないと断る不動産会社も少なからずあると思います。

弊社の場合は売却依頼に関しては

エリア外でなければ基本、お断りしないので借地物件も

ドンドン取り扱っております。

しかしながら借地物件に関しては毎月の土地代が高いケースであれば

売れないケースも出てくるのです。

そうなれば建物の持ち主さんは解体し更地にして土地を地主さんに返還すると

いうのが基本的な流れです。

しかし隣とくっついている長屋や連棟になれば

解体費用も100万円以上になることも多く、

なるべく第三者に売却したいというのが本音なのです。

弊社の今まで売却してきた借地物件の土地代の目安は

高くでも月15,000円までのものになります。

それ以上になりますと段々売却不可となる可能性が高くなっています。

以前も土地代が3万円(月)超える借地物件の依頼がありました。

場所は駅もスーパーも近く良い物件だったのですが

建物の改装費に費用がかかる事と地代が高い事から売却できず

建物所有者は解体更地にして地主さんに返還されました。 🙁

一方、土地代が10,000円(月)前後の物件は

建物が少々古くとも売却価格をお任せいただければ

ほとんどのご依頼物件は成約に結びついています。

この借地の持家の売却に関しては

以前、親御さんがお住まいでお亡くなりになり

その相続人である息子さんや娘さん(60代の方が多い)が

苦労して(取り扱い不動産会社が少なく)処分される事がほとんどで

お気の毒になることも多々あります。:cry:

又、逆に

地主さんの中には更地で返すのではなく

誰かに建物を売却して地代を毎月貰っている方がいい・・

そう思っている方も多いそうですよ 😉