大家業の最初の第一歩・・

今、売り出ししている価格380万円の長屋があります。

大阪メトロ御堂筋線あびこ駅から歩いて12分のところにあります。

築年数は古いですが室内程度の良い物件です。

先日この物件のお問い合わせがあり現地内覧をしていただいた時のお話です。

その方は賃貸収益用としてお考えでお問い合わせを頂きました。

普段は会社勤務をされている単身女性でしたが

これから大家業(副業)として物件を購入したいという意向でした。

この物件を見学に来られる前に実は決めかけていた物件があるとの事。

それは既に賃貸人がはいっている言わば『オーナーチェンジ物件』でした。

購入してからは決まった家賃が入るというものですが

オーナーチェンジ物件は基本、賃貸人が住んでいるので内見はできません。

大家業としての最初の物件がオーナーチェンジではリスクがあるのでは！？

と私は思いましたがその物件の購入は見合わせたとの事でした。

見合わせた理由がその物件ではなく不動産会社に不信感を持ったからという理由でした。

その不動産会社は

『物件案内3回目にはどこか購入してもらわないと困ります・・』とか

『この物件が駄目であればこれから家を買う際には弊社から買うと約束してください・・』

なんてことを言われたみたいです。

またその検討していた物件で値段交渉をした際に申込証拠金たるお金を預けているので

この物件内見のあとにそのお金を取りに行くという事でした。

そして最初は『物件を購入してもらえないのであればその申込金は返せない・・』

とも言われたそうです。

未だにそんな不動産会社があるのか！？と感じましたが実際にあるみたいですね。

私らが会社勤めをしていた平成10年くらいはそんな話は割と聞いた事がありましたが

このご時世です。

少しビックリしました。

しかしオーナーチェンジ物件は購入してから賃貸人を募集しなくてもいいので

すぐに家賃収入が入るので楽だから・・という方がいますが

私(弊社)はよほど信頼している方か会社の物件でなければ購入したくありません。

なぜかというとこんな事がありました。

弊社が仲介していた物件で雨漏りがあり、路地奥の再建築不可で

リビングの床が抜けているような物件がありました。

そのときは弊社が買取することなく大家業をしている方に購入してもらいました。

ほとんど直すことなく奇跡的に借り手がついたようです。

そしてその後、オーナーチェンジ物件として中国人が買われたそうです。

もちろん室内の確認はしていないと思われます。

おそらく賃貸人が出て再募集する際に宅内を見てビックリするでしょう！！

あまりの酷さに・・。

オーナーチェンジ物件の場合はすでに何軒も購入しているような

言わばプロに近い方であればいいとは思います。あらゆるリスク管理しているでしょうから。

大家業の最初の第一歩としてはいかがなものかと私は思いますが・・。