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家の値段のつけ方＜その①基本的には・・＞

今回からはいろんな家の査定価格について

触れていこうと思います。

家でもいろんな家がありますね。

いくらかかったの！？という豪邸もあれば

長年放置しているような空き家もあります。

弊社の場合は毎日のように老朽化している家の査定にお伺いしていますが

たまに豪邸の査定もあります。

まず土地の価格ですが

路線価や公示価格、各市区長村の評価額など

参考にして算出する事が基本だと思います。

また建物などの価格の算出になると基本的に

新築時価格から耐用年数があとどれくらい残っているかを差し引きして

だす事が多いように思います。

しかし最終的には近隣の成約した物件の事例から

査定価格を出す会社が多いのではないでしょうか？

今までも数百件以上の査定にお伺いしていますけれども

算盤上で出した査定金額がアテになるのは

比較的便利な場所(大阪市内で駅が近い場所など)で

尚且つ平成建築くらいの中古一戸建などの場合が多いと考えています。

私が毎日のように行っている築年数が古い空き家や長屋の場合は

土地の評価額が高くついていても土地形状が悪く

そのままの評価額で算出して販売すれば

長期間売れ残ってしますケースも多々あるのです。

先日、電話で大体の査定をしてほしいと依頼があった大阪市内の長屋。

家の間口は約2.7ｍほど、車が1台縦に入るくらいの長さです。

そして奥行は24ｍ！！・・

の土地20坪。

いわゆる『ウナギの寝床』のような形をした長屋の真ん中の物件です。

弊社が査定する前に数社の不動産会社が査定をしていたようですが

区役所の評価額は土地で約700万円との事でした。

建物は昭和初期の建物で雨漏りもひどいので評価はない状態。

その方は不動産会社の買取の売却をご希望でした。

『物件を見ないと買取金額は出せません』とお話しましたが

とりあえず概算の価格でいいので教えてほしい・・と。

弊社はあくまで概算ですが改装費用が莫大にかかると仮定して

価格200~300万円程度ではないでしょうか・・

とお答えしました。

するとその方が

『今まで査定してもらった不動産会社の一つは価格60万円で

もう1社は手元にお金が残らない形であれば引き取ります』

(タダで引き取る！？)

と言われたそうです。

今はまだ物件を確認に行っていませんので今後どうなるか分かりませんが

土地の評価額700万円の物件の買取金額も

こんな査定価格に・・・。

確かに60万円やほとんどただのような金額自体を出される事が

正しいのかどうかわかりませんが

やはり評価額そのままが売れる価格になるとは限らないものです。